貴重な体験

先日本当に偶然の出来事から、高天原神道の裏神事に立ち会うだけでなく体験するという貴重な経験ができた。何か二つ祈願して良いということだったので家内安全*1を祈願した。

神事は二元中継という感じで進んで行く。まずは神事の主体である屋久島にある益救(ヤク)神社宮司に願い事のある人間の名前、生年月日、願い事をFAXしておく。私が体験した神事では私を含めて6名が願い事をした。

次いで願い事をした人毎に、取り次ぎ役となる人が携帯で必要な補足情報を聞き取って、宮司に伝えながら神事が進んで行く。宮司と取り次ぎ役の人の双方で見えるイメージを伝え合いながら、神事の対象となる人を浄化し祈願が達成されるようにイメージをコントールして行くという操作が行われる。

私は飛び込みで順番としては最後だったので、私の浄化ではなかったのだが神事が始まってすぐに、何か外部から操作された感じで私は深い瞑想状態に入っていた。この感覚は以前シルバメソッドのインストラクターに導かれて入った時の感覚とほぼ同じだったが、この時の方が遙かに深いと感じた。

一応シルバメソッドを受講したので、静かに集中する感覚に入ることはそう困難ではないのだが、神事に立ち会った時の感覚はそれに加えて、強い満足感ないし安息感があった。自分で入る場合だとこの満ち足りた感覚をつかむことが割と難しい。静かに集中する状態はどうも脳がかなりエネルギーを消費しているようで、私の場合、満ち足りた感覚が感じられないと後で体調を崩すことが多い。

多分神事によって場が浄化されたのが瞑想状態に入った原因だろう。裏神事ということだったが、多分、神社で普通にやられている御払いとは違いますよといった意味合いじゃないかと勝手に理解している。浄化された場に馴れてきたのか、私の順番がきたときには割と通常に近い状態で、取り次ぎ役の人と宮司とのやり取りを聞くことができた。

端的に行って家の状態は良くなくて浄化が大変だったらしい。実際ゴミの中に住んでいるような状態で、ものを大量に捨てていかないといけないのは自覚している。非常に貴重な体験だった。取り次ぎ役の方、宮司にはこの場を借りて御礼申し上げる*2

*1:家庭のある男が願うとしたらこれ一つしかないだろう。

*2:そしてこの機会を作ってくれた方にも。