失物を占う

三伝皆空

失物を占ってみた。
無くなったものは、青いプリペイドの携帯電話。固定電話から呼び出してみると、呼出音は鳴っているようなのだが、その呼出音が聞こえない。
重審課の連珠格進如で発用と中伝が空亡している。末伝も空亡に坐しているので、実質的に三伝皆空となる。ジタバタしても始まらないと感じた。それでシャカリキになって探すのはやめた。

占ったのが申刻なので、天罡は仲支の上にある。指斗法で見て元あった場所からは移動している可能性はあるが、かなり近くにはあるだろうと考えていた。

三伝皆空とはいえ連珠格で縁は繋がっているし、凶課である重審課の発用が空亡していること、さらに第一課から発用を尅していることからみて課体はギリギリ吉と判断した。適当に時間が経てば出てくるだろう。問題は課式に携帯電話が出ているかどうかだが、日支の午が文明の利器ということで、これかなというところである。日干が甲で巳月なので休、休は母色に従うということで、午の色は青。どうやらこれらしい。

この色の判断法は@niftyの占いフォーラムで玄珠さん達との射覆の実験*1から確立してきたものだが、射覆に限らず色の推測方法としてかなり使えそうな感触がある。

さて出てきたのは、4日後の戊戌日の巳刻近辺だったように記憶している。実は家の中にはなく、近くの消防署のあたりに落ちていたのを、階下の人が消防署の人から預かっていてくれたらしい。確かに近くにはあったが、家の中にあると思い込んでいたので意外だった。第三課が消防署の人であろうか。戻ってくるまで何が起こっていたのかわからなかったところが三伝皆空らしい。初伝の空亡を冲する戌ということで応期となったというところだろうか。

*1:術を錬る上で、射覆がどれだけ重要かを知らない痴者が、なんぞほざいていていたこともあったが。