寄り道と旅行
22日に愛媛の実家から帰宅してきた。途中、安城市の歴史博物館に寄り道をして23日に家に着いた。次いで27日に遠野の博物館へ旅行した。途中、中尊寺に寄り道をして北上市で一泊、朝一で博物館に行って呪術展を見て帰宅した。
安城市歴史博物館
安城市歴史博物館では『特別展 安城譜代一 徳川の支柱酒井氏 左衛門尉家と雅楽頭家』をやっていた。確か月が変ったら本多家の展示に替わるんじゃなかったかと記憶している。図録も買った。占い師的に興味を惹かれたのが軍配だった。
『特別展 安城譜代一 徳川の支柱酒井氏 左衛門尉家と雅楽頭家』図録37頁より
この軍配は酒井忠次の持ち物だそうで、確かモノクロの写真が小和田哲男著の『軍師・参謀 戦国時代の演出者たち(中公新書)』に掲載されていたと記憶している。同書では戦国時代の軍師にとって日取りといった占いの知識が必要だったということが丁寧に解説されている。
中央の円の周囲にある30個の小さい円は、太陰太陽暦の日付から求めた吉凶だろう。想像よりも遥かに美麗だった。
この写真は安城市歴史博物館のすぐ近くにある本多忠高の石碑。元写真が暗かったので Photoshop でいじってある。
竜生九子の贔屓は亀に似た姿で重きを好むとされ、石碑なのどの台座の意匠によく使用される。本多忠高の石碑も贔屓の上に載っている。
中尊寺
大学2年か3年の時に、在籍していた手相研の夏の旅行で東北を回った。中尊寺にも行って金色堂を見たことがある。当時の覆堂は大した照明も無くてただ薄暗かった印象しかない。近年、新しい覆堂ができて照明もついたようなので、遠野への道中寄り道をして見てきた。
図録『中尊寺』27頁より
もうハデハデだった。もっとも実際の覆堂内の照明は文化財保護のために割と落としてあるので、もっと落ち着いた感じで図録の写真ほどではない。
図録『中尊寺』58頁より
金色堂の鑑賞券に宝物殿である讃衡蔵の鑑賞券もくっ付いていたので讃衡蔵も見てきた。図録もここで求めた。回っていると智拳印の仏さんがいた。智拳印とくれば大日如来だろうと思ったらやっぱりそうだった。
図録『中尊寺』60頁より
さらに回っていると、よくわからないものに騎乗した仏さんがいた。象とか水牛ではないので文殊さんかと思ったらそうだった。文殊さんは獅子に騎乗した姿をとることが時々ある。智拳印の大日如来とか騎乗の文珠さんとか分かるようになったので、少し通度が上がったかもしれない。