遠野市立博物館に行った
常設資料 遠野の山伏
— 遠野市立博物館 (@tonomuseum) August 8, 2022
呪符
種々の災難をしりぞけるまじな
いに使用されたもの
経文を納めた経筒と
悪魔をはらい、降伏させる祈祷
等に使用された刀
神楽面
遠野の山伏・慈聖院に伝えられ
ていた山伏神楽の面。
遠野の神楽の大部分は山伏が伝
えたものである。 pic.twitter.com/jKtmd8wU5M
このtweetを見て、展示されている『呪符』が全て「戌魁罡」で始まっていることに気が付いた。
六壬の黄道十二神*1の中の春分点から始まる河魁と秋分点から始まる天罡の総称として『魁罡』がある。そして河魁を十二支で表記する時には『戌』となる。ならばこの呪符は六壬影響を強く受けていると考えて良いだろう。
非常に興味をひかれたので展示している遠野市立博物館まで行ってきた。上記tweetの写真から受けたイメージ*2と違って現物は15cmくらいの小さいものだった*3。
山伏が書く呪符だそうだけれども六壬の影響がある以上は陰陽道と関わりがあったと考えて良いだろう。どれくらいの時間がかかったのかは分からないけれども京都の朝廷が管理していた六壬の情報が呪符と言う形で東北の遠野まで伝わったということだ。
本日は日曜で学芸員の方がいらっしゃらなかったので「メールで質問させて下さい」と名刺を置いてきた。