卜と筮
卜と筮についてこんなtweetをしたことがある。
卜は亀卜・骨卜から生まれた文字で、甲羅とか骨を焼いてできた吉祥のヒビの形の象形。音の“ボク”とか“ポク”はヒビが入る時の音だそうだ。素材からして動物系。
— 北斗柄@野巫の六壬者 (@hokutohei) July 27, 2022
一方、筮は易から生まれた文字で、卜字の素朴さと比べるとかなり時代が下がると思う。そして易は植物系。
易が植物系というのは、ノコギリ草の一種である『蓍』で数取りをしていたからだ。このtweetにmixiで玄珠さんから以下のコメントをもらった。
さらに卜は「象」筮は「数」、あわせて「象数」。
卜は亀の甲羅とか牛や鹿の肩甲骨に入ったヒビの形から読むので『象』だし、筮は蓍の数で読むので『数』なわけだ。
元々は卜は卜、筮は筮で別物だったのに、今では『卜筮』とか『象数』とかと一まとめにして使われている。
ついでに言うと、易で算木が使われるのは『数』の占いであったことの名残だろう。これもまた陰陽ではなく、1~10の数を使っていた時代の。
この辺りは、以下が参考になると思う。