暦を作るということ
タイトルは勿論、物議をかもしたこれのパロ。
「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」の声に驚いて振り向くと、惣菜コーナーで高齢の男性と、幼児連れの女性。男性はサッサと立ち去ったけど、女性は惣菜パックを手にして俯いたまま。
— みつばち (@mitsu_bachi_bee) July 7, 2020
私は咄嗟に娘を連れて、女性の目の前でポテトサラダ買った。2パックも買った。大丈夫ですよと念じながら。
一口に「暦を作る」と言っても様々な段階がある。
- 天体観測を通じて、各天体の位置を予測する式を導出する。
- 各天体の位置を予測して、暦の諸元を決定する。
- 二十四節気の日時
- 朔弦望の日時
- etc.
- 日付等を決定する。
- 日付等に占うのに必要な情報を付加する。
1の段階は個人では無理で国家の事業になる*1。2の段階は Swiss Ephemeris を使うことができれば個人でも何とかなる。3の段階までの情報があれば4は Excel でも何とかなるだろう。4の段階だって立派な造暦だ。
つまり Swiss Ephemeris を使えば自分の好きな暦を作ることができるということだ。
4の段階が占い師の個性の出る所で、どういう情報を盛り込んでどういう情報を使わないかは術者で決まる。中国の通書の内容は作成者によって異なっている。
御盆も過ぎて、そろそろ来年の暦が出て来る季節になって来た。