紫微斗数の研究の方向性とか

10月の半ばに風邪をひいて、それ以来メンタル面で不調が続いている。色々不義理を重ねていて、はてな日記を書いている場合でもないのだけど、心を使う作業に入るには少々気力が足りない状態なので、これを書いているのもリハビリの一貫ではある。

この所、少しづつではあるけれど、時間を使って『飛星棋譜−絶命忌』という中国語で書かれた文書の翻訳を進めている。この文書はオリジナルはどこかの内部資料か何かで、それが『風水-168』という中国か台湾辺りの会員制の掲示板のどこかに転載されたものらしい。それがGoogle検索で引っかかってきたというわけだ。

内容は紫微斗数の四化飛星についての解説になっている。これを読むと「四化の研究も来るところまで来たな」という印象だ。そろそろ袋小路に入りかけているように思う。

一方で細かい星、例えば天馬、紅鸞やそれよりも細かい星は、言ってみれば奇効はあるけれども、命盤がしめす個人の本質的な部分とはあまり関係がない。

こういう現状なので、では今後、紫微斗数の研究はどう進めて行くと好いのだろうか、といったことをどうしても考えてしまう。

方向性として残っているのは、やっぱり他術との比較研究だろう。西洋占星術との比較はすぐに思いつくことの一つだ。紫微斗数の十二宮は、ホロスコープ占星術のハウスを基にして作られたものだろうというのは間違いのないところなので、ハウスを研究してみる必要性は十分にあるだろう。

また、例えば四柱推命の通変とその位置みたいなものが紫微斗数にもあるのか?あるならそれはどういうものなのか?といった研究は実りが多そうに思う。