四課三伝と日干落宮、時干落宮

ホラリーの原型と干支術が融合することによって生まれた六壬神課ではあるけれど、六壬にあってホラリーにないのが四課三伝だ。四課三伝が着目点をしめしてくれることで、占断の筋道がわかり易いことが、六壬のホラリーに対するアドバンテージだと思う。

奇門遁甲の卜占には、六壬の干上神(一課)に相当するものとして日干落宮、支上神(三課)には時干落宮がある*1。方や『上神』、方や『落宮』であるところが面白いといえば面白い。多分、六壬の照上法と似たものが、奇門卜占にもあるはずで、少なくとも二課、四課といった陰神は作れるはずだ。実は三伝に相当するものをあったりするのかもしれない。

*1:日時を逆に書いていたので訂正した。