甲状腺に腫瘍があった
先々月くらいに定期的に受診している診療所で勧められた頸動脈のエコー検査の結果を聞いた。血管には全く問題無かったけれども一緒に映った甲状腺が気になるとのことで、先月は甲状腺のエコー検査を受けた。その時検査を受けながら、
甲状腺エコーは過剰診断が多いらしいし、一丁占ってみるか。
ということで、頭の中で六壬の課式を出してみた。
もっとも酷いことに、検査開始時刻が午前10時と頭の中で確認したにも関わらず巳刻ではなくて辰刻と誤認しているし、日干支も間違えていたという体たらくだ。
閑話休題
頭の中で課式を組み立てる時には、
- 時支と月将支の位置関係を把握する。
- 日干寄宮から干上神である一課と干上神陰神である二課を出す。
- 日支から支上神である三課と支上神陰神である四課を出す。
- 一~四課から発用初伝を出す。
- 中末伝を出す。
- 天将を出す。
- 六親を出す。
という手順を踏む。この時、掌訣を使うこともあるし全部頭の中でやることもある。
この時は辰刻で月将が酉(從魁)なので、地盤支辰から天盤支酉を見ると冲支戌の1つ手前ということになる。
日干戊の寄宮巳の冲支は亥で、その1つ手前は戌となる。つまり干上神は戌だ。戌の冲支の1つ手前は卯になる。
日支辰の冲支の1つ手前は酉になる。これが支上神になり、四課は寅となる。
一課は天盤支が戌で日干が戊なので賊剋はない。
二課は天盤支が卯で地盤支が戌なので木剋土の剋がある。
三課は天盤支が酉で地盤支が辰なので賊剋がない。
四課は天盤支が寅で地盤酉が辰なので金剋木の賊がある。
剋が幾つあっても賊があれば賊を採るので、発用は四課の寅となる。
賊剋で発用を採ったので、照上法で中伝は申の1つ前の未、末伝は丑の1つ前の子になる。
日干戊の昼貴人は丑。丑は冲支未の1つ先の申の上に居るので天将は逆配布となる。
この段階で末伝子には騰蛇が乗じることが分かるので「腫瘍がありそう」と結論して、そこで考えるのをやめた。
案の定、今月の受診で甲状腺に腫瘍があると告げられた。もっとも発用寅の木行は季節に休で日干戊は相ということで官鬼の害は小さいと判断できる。医師の所見では悪性かどうかは現時点では分からず要経過観察ということになった。
自信をもって間違えている時には間違えた課式が験があるという実例がまた増えてしまった。
この課式の組み立て方を twitter で tweet しようと思ったのだけれども日干支と占時の2つを間違えていたのがさすがに恥ずかしくてちゃんとした時刻での課式の組み立てを tweet することにした。
今が23:35なので子刻、六壬だと時は干支じゃなくて十二支なので日が替わってるわけで庚午日、立夏は過ぎたけど小満前なので月将は酉(從魁)。
— 北斗柄@野巫の六壬者 (@hokutohei) May 11, 2023
常に月将を占時の上に置くので4つ後戻りということになる。この場合、孟仲季は保存される。⇒続く
すると twitter で相互フォローの“陰陽屋 長内 カヲル”さんが反応してくれて、「甲状腺は腫れがひどいだけかも」という見解を披露してくれたけれども腫れているわけではなくて腫瘍があった。もっとも、
そして、一課 朱雀(血液)、三課 勾陳(混濁)、二課 青龍(血管)、四課 白虎(手術、メス、傷)の相互関係を推測すると、血液が混濁しているかも知れないので、ひょっとしたら医者は血液関係での手術が必要かも知れないと思ってはいるかも知れませんが、第一課と初伝より白虎は押さえられているので、病状は落ちついていると思われます。よって甲状腺の心配も落ち着くと思ってます。
は当たってた。