以前あけた定気と恒気の二十四節気のエントリで、以下のように書いた。
ただ四柱推命で定気法二十四節気を全面的に採用するとした場合、大運の算出をどうするか?が最大の問題になると思う。私だったらどうすだろう?例えば、1年1日で太陽のダイレクションを計算することにして、太陽のデーカンが変化する毎に大運を変化させる、とかはどうだろう?この場合、陰男陽女は時間の進行を逆にとることになる。
ここで『陰男陽女は時間の進行を逆にとる』と、私の出生の太陽は白羊宮の0.9度くらいにある。そして私の場合陰男なので出生の太陽を355度まで逆行させる時間を計算して1日を1年に換算したものが、出生から第一運までの時間、つまり立運の時間となる。
2011/09/10 追記
以下の考察は正しくありません。申し訳ない。
従って立運の時間は、太陽を355度まで逆進させる時間時間を1日1年で換算するのだけど、それはどう考えても6年くらいあるのは太陽の位置からすぐに推測できる。私の立運の時間は5年弱なので、さすがに年単位での差は見過ごしにはできない。
しかし元々の立運の時間の計算は、陰男陽女では出生時刻から次の正節までの時間を3で割って出すのだから、陰男陽女ではダイレクションの計算は太陽を前進させて計算しないといけないわけだ。ということで逆運という言葉にとらわれていたようだ。太陽を前進させて計算すると以下のようになった。
日時 | 干支 | 太陽位置 | 進行日時 | 差 |
1957/03/22 04:45 | 癸卯 | 0.92952448 | - | - |
1961/04/29 20:54 | 壬寅 | 5 | 1957/03/26 07:17 | 4.10596913 |
1971/06/15 06:27 | 辛丑 | 15 | 1957/04/05 10:18 | 14.23184675 |
1981/08/23 00:28 | 庚子 | 25 | 1957/04/15 14:52 | 24.42166227 |
1991/11/21 19:23 | 己亥 | 35 | 1957/04/25 20:48 | 34.66907734 |
2002/03/10 06:47 | 戊戌 | 45 | 1957/05/06 03:58 | 44.96765524 |
2012/07/17 11:46 | 丁酉 | 55 | 1957/05/16 12:30 | 55.32299513 |
2022/12/10 05:46 | 丙申 | 65 | 1957/05/26 22:03 | 65.72089058 |
2033/05/16 08:25 | 乙未 | 75 | 1957/06/06 08:24 | 76.15262743 |
2043/11/02 22:28 | 甲午 | 85 | 1957/06/16 19:35 | 86.61851864 |
2054/04/26 17:27 | 癸巳 | 95 | 1957/06/27 07:07 | 97.09866272 |
通常の大運計算と比べると、立運の時間に0.6年くらいの差がでるけど、これはそういうものかという気がする。太陽黄経は10°づつ増えているのに対して、差のカラムの1の位の数値が変化しているところが、ダイレクションによる大運計算の特徴になる。普通は1の位が立運の時間に対応していて、その後は10年づつ増えて行くことになる。
ただ太陽の位置計算はSwiss Ephemerisを使ったにしても、挟み撃ちの繰り返し計算をExcelVBAでやらせると、それなりに誤差が出まくるというのは良くわかった。