高橋圭也さんの講義を聞いた

予想通り非常に興味深いものだった。しかし董仲舒が自ら展開した災異論に則って旱魃に雨を降らせ、大雨を止めたという伝説の持ち主とは知らなかった。そして過去のある時期、董仲舒の災異論を起源とする祭式が存在したそうで、それが大祓いの祝詞の起源にもなっているという話は10月以降の講義に期待させるもの大だった。可処分所得がもう少し大きければねぇ。

董仲舒の災異論における五行論を理解したところで、占いが当るようになるわけではないけれども、占った結果を伝達するときには災異論の理解が大きく役立つと思う。しかし災異を五行に分類し、それから為政者レベルでどういった徳目が損なわれているのか判断し、対処方法を考えるというのは、春秋を深く読み込んでそこに記録された災異が頭に入っていた董仲舒ならではのものだったのではないだろうか。

講義後、高橋御夫妻、大石さんKENちゃん先生と私の5人で西荻の大石さんの馴染みの店に行って色々と話しながら飲み食いした。結局、5時間くらい話をし続けた。