金口訣六壬の講習会

土圭とアナレンマ

アナレンマ

陳先生*1から金口訣六壬の講習会への御招きを頂いたので行って来た。六壬について知ってる人間が少ない上に、陳先生にとっては言葉の問題もあるので、変なことを言っていたらビシビシ指摘して欲しいということだったので、ちょっと畏れ多い気もしたが、それは杞憂だった。

のっけから、術の背後にある道学の基礎の基礎から話が始まって、易、五行、干支の持つ象と道学の話がてんこ盛りだった。金口訣六壬の技法についてはそんなに立ち入らず、「技法は本で勉強できるもの。それよりは道学の部分をキッチリやらないとダメだよ。」という陳先生からの明確なメッセージを頂いた。

講義を通じて、陳先生の道根の深さが良くわかった。術の段階でウロウロしている私と比べるのもなんだけど、陳先生の道根の深さは私よりも二段か三段は深そうだった。何より、易、五行、干支といったものが陳先生の身体にしっかり入っていることが良くわかった。

この講習会に参加できた人は運が良いと思う。ただそれを実感できなかった人もそれなりにいた感じだった。そういう人は私のように術の段階でウロウロしている人間の話の方が理解しやすいかもしれない。

なお河図などに表れるS字もしくは8の字が実は太陽のアナレンマから来ているというのは実に新鮮な驚きだった。図は大阪市立科学館のサイトで見つけた綺麗なアナレンマの写真で、クリックすると説明のページにジャンプできます。

*1:当然、紫微斗数創始者の名を名乗る御仁とは別の人