誤占の弁

今年も外した

知人はオシの誕生日の1月6日にガレット・デ・ロワを焼く。ガレット・デ・ロワなので中に当りが入っている。
切り分けたピースのどこに当りが入っていたのかを占いで当てるという遊びをしている。初めてだった去年は外した。

今年も挑戦状が来た。当りは指輪で、円形のガレット・デ・ロワを十字に切って4つのピースに分けたということだった。

十字に切ったということなので八卦の四隅卦に対応させれば良いだろうとまずは考えた。十二支だと、丑寅(艮で左下)、辰巳(巽で左上)、未申(坤で右上)、戌亥(乾で右下)ということになる。

当りの指輪だが、ソーウィンの御祭りで出てくる来年を占う小物の場合は指輪が結婚を指す。同じようにこのガレット・デ・ロワの当りも婚姻の象と捉えた。陰日の占いなので三課支上神を見ると、騰蛇が乗じていて婚姻の象とは言い難い。次に発用初伝を見ると玄武が乗じていて、やはり婚姻の象ではない。しかも空亡しているので発用からは答えが採れない。

干上神を見ると天后が乗じている。天后は花嫁の類神であり、これは婚姻の象だ。地盤となる日干寄宮は未で坤となる。そこで右上と答えることにした。ところが末伝に青龍が乗じていることに気が付いた。青龍は花婿の類神でやはり婚姻をしめしている。そこで第2候補として末伝地盤の丑から艮の左下をあげておくかと考えたが、やっぱり止めた。

4つの内で2つあげたら出鱈目でも当たる確率は2分の1だ。ということで右上と回答した。外した時は「ヘボで済みません」で済む。
すると答えは左下ということで、今年も外した。ヘボで済みません。

ただ知人のオシは男性なわけで、オシの御祝いということなら、花嫁ではなくて花婿を採るべきだったわけだ。そこまで詰められなかったのは、やっぱり私がヘボだった。