西洋占星術の“Triplicity”と中国占術の三合会局は非常に似たものとなっている。どちらも円形に配置したときに正三角形を構成する3つのサインもしくは十二支が特殊な関係にあるとするものだ。一方で決定的に異なっている部分もある。それは“Triplicity”と三合会局では、それらが属する四大もしくは五行に食い違いがある部分だ。
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前回に考察した四象と四大の関係から、火行−Fire、金行−Earth、水行−Water、木行−Airの対応は正しいと考えることができる。そしてFireのTriplicityと火の三合会局、EarthのTriplicityと金の三合会局はサイン、十二支とも一致している。一方、局五行が木行となる亥−卯−未に対応する♋−♏−♓のTriplicityのElemntはWaterであり、局が水行の申−子−辰に対応する♎−♒−♊のTriplicityのElementはAirとなっていて、サインと十二支の関係が逆転している。
この違いはやはり十二支とサインが異なっているという当たり前の事実をしめしているのであろうが、十二支の局五行が単純に季節ないし太陽の日周運動を基本として、頂点の子−卯−午−酉の五行から局の五行を決定しているであろうことに対して、サインのTriplicityのElementを決定する規則が見えてこない。
以下は推測だが、この違いはTriplicity rulershipと関わりがあって、日月五星にも燥湿寒暖があってそこから、TriplicityのElementにイレギュラーが発生しているのかもしれない。
Triplicity | Ruler | |||
---|---|---|---|---|
Day | Night | Participating | ||
Fire | ♈♌♐ | ☉ | ♃ | ♂ |
Earth | ♑♉♍ | ♀ | ♄ | ☿ |
Air | ♎♒♊ | ☿ | ♀ | ♄ |
Water | ♋♏♓ | ♃ | ♂ | ☽ |