現在、紫微斗数のCGIをリライトすることを含めて、紫微斗数関連でいくつかプログラムを作成することを計画している。それでまずは紫微斗数の根っこにあたる太陰太陽暦を計算するプログラムを作成するために、色々考えている。基本的にはこれまでの研究を含めて、
- 二十四節気について恒気と定気の月と日を計算する。
- 両者に食い違いがあれば警告
- 暦作成において、以下をパラメータで与える。
ここまで考えて、紫微斗数にまつわる気持ちの悪さを再確認した*1。
現在、紫微斗数で当たるとされる暦は中国の農暦なんだけど、これはタイムゾーンとしてUT+8、日の境界として午前0時が採用されている。しかし紫微斗数では日の境界は前日23時であって、暦の作成での日の境界とは異なっている。
では日の境界として暦作成での日の境界と、暦使用における日の境界の2者ともパラメータとして与えることにするのか?と考えると非常に気持ちが悪いことになる。
暦がベースの術なのに、暦と実占で日の境界が違うということなので、中国の八字や阿部泰山の四柱推命では日の境界を午前0時としていて、紫微斗数では23時が日の境界といった、術毎に日の境界が異なるといったレベルの話と比べても段違いに気持ちが悪い。
特に紫微斗数で採用している太陰太陽暦は地域性が高く、UT+9の日本とUT+8の中国では、異なる暦ができることもままあるわけだ。
ただ、前日23時を日の境界としたとき、UT+8で午前0時境界と同じ暦になるタイムゾーンのエリアが存在する可能性は0ではない。つまりUT+7で日の境界が前日23時だと、農暦と同じ暦ができることになる。大まかな話だが、UT+7というと東経105°が基準になる。そこでGoogle Earthを眺めると、成都が東経104°近辺に存在していた。
まあ成都は中国領内なので現在はUT+8の世界なのだけど、成都はUT+7が妥当な位置に存在している。成都には何かあるのだろうか?それとも暦の世界は、三国志演義と同じく蜀漢が正当なんだろうか?
ただワールドワイドで考えると、特定地で作成した暦をワールドワイドに使用するというのも気持ち悪いことではある。ということで、はてな日記でも色々もがいてきた。当然、結論にはまだ遠い。
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