2008年の日の紫白星

節気節入日時干支
冬至2007 2007/12/22 15:08 庚寅
夏至(定) 2008/06/21 09:00 壬辰
夏至(恒) 2008/06/22 06:02 癸巳
冬至2008 2008/12/21 21:03 乙未

日の紫白星は干支と同期しており、基本的には冬至夏至の二至に近い甲子日から陽遁ないし陰遁が始まる*1ことになっている。

もし1年がキッチリ360日であれば、冬至に最も近い甲子日を一白として陽遁がはじまり、上中下元180日の最後の癸亥日が九紫となり、次の甲子日を九紫として陰遁開始となって陰遁の上中下元180日が来る。そしてこれが繰り返される。

ところが1年は365.2422日なので、干支のサイクルに対して毎年5.2422日のズレが加算されていくことになる。そのためほぼ6年毎に二至に最も近い甲子日が二至の前から後へ、あるいはその逆の変化を起こす。2005年12月の時点の二至に最も近い甲子日は、二至の前に来ているが2008年中には確実に二至後に変化する。変化する場合は31番目の干支である甲午から陰遁陽遁を変化させる。このとき甲午日は二至とその前後1日にくることになる。

2007年の冬至の時点では節入日の干支が庚寅と27番目の干支なのでまだ冬至前の甲子日から陽遁開始となっている。2008年の夏至の日は現在一般的な定気法の二十四節気では*2壬辰日なので、その前後1日をとっても甲午が来ておらず夏至前の甲子日から陰遁開始となる。

2008年の冬至は乙未日で甲午日がその前日にきているで、その甲午日から陽遁開始として次の甲子日が一白となってつながって行くことになる。

しかし二十四節気には時間分割を使った恒気法の二十四節気があり、恒気法に基づく2008年の夏至は癸巳日である*3。この場合は夏至の次の日である23日の甲午から陰遁開始となって、陰遁期間のおよそ180日間全てで定気法に基づく暦と異なってしまうことになる。

2008年は楽しめそうだ。東洋流占術の真髄とかいってる清龍の御仁はどうするんだろう。

*1:ただし異説はいくらでもある。二至後の甲子日から陽遁・陰遁開始と固定されているものもありかなり有力だ。

*2:表中の(定)となっているもの。

*3:表中の(恒)となっているもの。