乗り遅れた話題

essaさんのところを含めて、いくつかのサイトで「人権擁護法案」について盛り上がっていた。「人権擁護法案」をなんとかしようと頑張っているのは自民党では古賀誠前幹事長だが、産経新聞あたりではこの人、風当たりがキツイようだ

日本戦略研究所さんのところでは北朝鮮の手先扱いされているし、とかくの噂があるようだ。

北朝鮮の手先 古賀誠前幹事長

2002/10/13 (産経新聞朝刊)
拉致事件と正常化は別 自民・古賀氏(10/13)

古賀氏は今後の交渉について「拉致事件の事実解明には精いっぱい努力する必要があるが、国交正常化は二十一世紀の日本の国益、アジアの平和、世界の平和ともかかわる問題だと思うので、政府は方向を間違わないようにするだろう」と述べた。

人権擁護法案」絡みでは雉も鳴かずば撃たれまいみたいな発言をしている。Yahoo News にあった産経新聞の記事を引用しておく。

Yahoo News - 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050311-00000006-san-pol

途中、古賀氏が「この法案が一部の団体の圧力でやっているというのは誤解だ。二十一世紀に重い課題を議論する場を国会にもっていきたい」と割って入ったが、議論は収まらず、批判はさらにエスカレート。

余談だが古賀自民党前幹事長はどうも「二十一世紀に云々」という言い回しが好きらしい。

閑話休題、私はなんとなく沼田太作が週刊新潮あたりを黙らせるためにやってんでないのと思っていたので公明党のページを見てみたらビンゴだったらしい

公明党ホームページのデイリーニュース

 与党の人権問題等に関する懇話会は3日、衆院第1議員会館で会合を開き、2003年10月の衆院解散に伴い廃案になった人権擁護法案を一部修正したうえで、今国会に再提出する基本方針を決めた。

 同懇話会には、公明党から草川昭三副代表、冬柴鉄三幹事長、東順治国会対策委員長のほか、山名靖英、漆原良夫両衆院議員が出席した。

古賀は公明党に借りでもあるんだろうか。ただ北朝鮮の話が出ているところをみると、公明党が頑張っていた外国人参政権の延長線上にある話でもあるかな。しかし遺族会もよくこんなのを会長にしてるよね。

essaさんの言い回しを借りるならこの「人権擁護法案」は「もし、これが特定の勢力によって進められているものだとしたら、その背後には、たくさんの言葉を奪われた人たちがいるのだと思います。先頭に立って動いている人は、その人たちを背景にして力を得ているの」だろうが、その先頭に立って動いている連中がどうやって言葉を奪われた人間を背景にすることが出来たかというと、もっぱら他人の言葉を奪うことによってなのだ。だからこいつらは他人が自分の言葉を取り戻すことを恐怖している。