2chでクダクダ言ってる暇があったら

2chの『-紫微斗数 星読み師taka 中島多加仁- 』スレに以下のようなポストがあった。

北杜平がまた多可仁さんにケチつけてるね。終わったことをほじくりかえしてイヤらしいというか、外野の俺から見ても基地外に思えるわ。

こういうポストをしてる暇があったら、中島多可仁さんにちゃんと風水を勉強しろと忠告してあげることだ。それに何も終わってないね。
http://www.hoshiyomitaka.com/shibito/12/
を椎羅さんの『紫微斗数入門』と見比べてみることだ。盗作の件についての約定では、Webでの盗作についても対処することになっていたのに、ページの移動だけで盗作を続けたままじゃないか。しかしURIで“shibito”とはね。ちなみに私は紫微斗数をシビトと言う人とは術理について話をしないことにしている。

巒頭について何も理解してない人

椎羅さんの『紫微斗数入門』を盗作した中島多加仁さんが自身のオフィシャルブログに『家の中と、家の外。』というエントリをあげていたのだが、見過ごしにできない記述があったので指摘しておく。以下の箇所。

家の中の《気の流れ》を改善しようとする試み。
これを「理気」というわけです。

これを見ただけで中島さんが『巒頭』についても『理気』についても理解していないことが判る。家の中の『気の流れ』を改善するために、インテリアの配置や色、形状を変更するのは『巒頭』の操作に属することだ。『巒頭』は『風水』において目に見える部分を担当している。家の内外などは『巒頭』とは無縁のことだ。

では『理気』とは何かといえば目に見えない部分を担当している。同じ間取りでも家の坐向によってエリア毎に持つ役割が変わってくる。あるいは時間の作用を論じ、同じ『巒頭』でも時間区分によって作用が変化することを考える。玄空飛星などは良い例だ。

実は六壬でも

中島多加仁さんによるWebからの椎羅さんの『紫微斗数入門*1』への著作権侵害は未だに続けられているわけだが、実は他にも同じような例がある。以前中島さんがWebで書いていた六壬の解説を読んでアレっと思ったことがある。Wikipediaの六壬の項目の解説文に良く似ているのだ。

実はWikipedia六壬神課の項目は私が立てたものなので、文章にはナジミがあって当たり前なわけだ。Wikipediaはフリーの百科事典を目指しているが、著作権を放棄しているわけではない。いつもの様に比較してみる。一目瞭然というやつだ。比較に使用したWikipediaの記事は、直近の記事ではなく中島さんが書いたものに近い『2008年11月16日 (日) 12:27; Hokuto-hei (会話 | 投稿記録) による版』を使用した。

Wikipedia 中島サイト

時刻から天文についての情報を取り出すとき、式盤と呼ばれる簡易な器具を使用することがある。

かつては、時刻から天文についての情報を取り出すとき、式盤と呼ばれる具を使用していました。

式占で使用する式盤は、天盤と呼ばれる円形の盤と地盤と呼ばれる方形の盤を組み合わせたもので、円形の天盤が回転する構造となっている。

式盤は、天盤と呼ばれる円形の盤と地盤と呼ばれる盤を組み合わせたもので、地盤は動かず、天盤が回転する構造となっています。

六壬神課の式盤では、地盤に十干十二支四つの門二十八宿などが、天盤には西洋占星術黄道十二宮と対応する十二神、十二天将などが記載されている。

天盤や地盤には「十干」「十二支」「十二天将」「四つの門」そして「二十八宿などが刻まれています。

このような式盤を使用する占術である式占には他に、太乙神数奇門遁甲があり六壬神課と合わせて三式と総称されている。

このような式盤を使用する占術である式占には他に、太乙神数とか奇門遁甲があります。六壬神課奇門遁甲、太乙神数を「三式」と呼びます(さらに雷公式を加えて四式と称されていました)。

これら三式は飛鳥時代は既に日本で受容されていたが、602年の百済観勒による招来が記録に残る最初の招来である。

これら三式は日本においてすでに飛鳥時代知られていました。もっとも古い記録には602年の百済僧による招来が記されています。

平安時代 - 鎌倉時代にかけて六壬神課陰陽師にとって必修の占術であった。

そして平安から鎌倉にかけて六壬神課陰陽師にとって必修の占術となりました。

陰陽師として有名な安倍晴明占事略决』という六壬の解説書を子孫のために残したとされる。

陰陽師としてもっとも有名な安倍晴明占事略决』という六壬の解説書を残しています。

まあ完全な余談だけど、仮に、仮にだよ、私が2chその他で期待されているようなサイッテーのゲス野郎だったとしてもだ、そのサイッテーのゲス野郎の書いた文章をパクるような御仁は底抜けのゲス野郎ってことでOK?

*1:椎羅さんのブログである椎羅のホームページ紫微斗数入門のエントリから『紫微斗数入門』がダウンロードできます。落丁があったのが発見されて訂正版が出てます。

本番

ということ*1で、中島多加仁著『紫微斗数占い入門』と椎羅著『紫微斗数入門*2』の文章を比較してみた*3

で、どうみてもまんまコピペだろうという部分について背景色を黄色、限りなく疑わしいけど事実の記述と言い抜けられそうな部分は背景色を緑色、文がテレコになっている部分については同じ文字列の背景色を同じにしている。

椎羅本 中島本

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世界中には様々な種類の占いがあります。おなじみのタロット占いや西洋占星術、また日本で盛んに行われている四柱推命最近大流行の風水、さらにはトランプ占いや手相人相など・・・・。非常に多くの占いが巷で行われています。

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世界中には、さまざまな種類の占いがあります。おなじみのタロットや西洋占星術、また日本で盛んに行われている四柱推命易、九星気学、「ルナ占い」で有名な宿曜占星術、いっとき驚異的なプームになった風水、さらには手相人相など、書き出せばキリがありません。それだけ多くの占いが巷で行われています。

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このように数多くの占いがあるのですが、大雑把に言って大きく2つの種類に分けることができます。

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しかし、おおざっぱに言ってしまえば3つの種類に分けることができます。

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ひとつは、ある人間をとらえて、その人に関するすべてのものごとを理解しようとする、人間理解の側面を重視した占術です。

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まずひとつは、その人に関するすべての物事を理解しようとする占術です。

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例えば、
 この人の性格はどうなの

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 この人の性格はどうなの?

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 恋愛の傾向はどうか?

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 恋愛の傾向はどうか?

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日本ではこのような占いのことを「推命占」と呼ぶこが多いようです。日本で最もポピュラーなのが、四柱推命や算命学でしょう。西洋占星術もこの範疇に属します。中国ではこのタイプの占術については「命」に属する占術と呼びます。

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こういった占いのことを「推命占」と呼んでいます。日本でもっともポピュラーなのが四柱推命や算命学で、さらに煩雑ではありますが九星気学もこの仲間です。もちろん西洋占星術やインド占星術も同種です。
東洋ではこのタイプ「命」に属する占術としてとらえ、専門的に『命術』と呼んでいます。

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 探し物はどこにあるのか?

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 探し物はどこにあるのか?

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この分類のうち、紫微斗数は「命」に属する占術、つまり推命占です。より高度な応用技法として紫微斗数による「卜占もあるのですが、このテキストでは、あくまで「命」占としての紫微斗数を解説いたします。

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この分類のうち、紫微斗数は「命」に属する占術とされています。
しかし、高度な応用技法として紫微斗数による「卜占もあるのです

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現代の我々は、グレゴリオ暦をもとにした太陽暦によりていますが、紫微斗数では太陰太陽暦(旧暦、中国では農暦と言います)を使用しいます。したがってまず最初に生年月日時を現行の暦から旧暦に変換する必要があります。その際に注意が必要なことは、年時の境界が現行暦とは異なっているということです。

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現代は、西洋のグレゴリオ暦をもとにした太陽暦』を使っています。
しかし紫微斗数では太陽太陰暦を使用します。太陽暦のことを『新暦』というのに対して、太陰歴を『旧暦』と呼んでいます。
したがってまずあなたの生年月日と生まれた時間を、新暦から旧暦に変換させなければなりません。その際に注意すべきことは、年時の境界が普段の考え方とは違うということです。

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巻末万年暦を見ていただくとおわかりのように、旧暦の1月1日は現行暦で1月末から2月のはじめ頃に該当しています。何日になるかは年ごとに微妙に違います。紫微斗数では旧暦1月1日をもって新しい年になるとみなします。1995年ですと現行1月31日が旧暦の元旦(1月1日)に該当します。例えば現行暦の199515日は旧暦上はまだ前年です。年干支も乙亥ではなく、前年の甲戌となります。

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巻末の「旧早見表」ご覧ください。旧暦の1月1日は、新暦ですと1月末から2月中旬までに該当しています。何日になるかは年ごとに違います。紫微斗数では旧暦1月1日をもって新しい年になるとみなします。
たとえば2008年ですと太陽新暦)2月7日が旧暦の元旦(1月1日)に該当します。つまり新暦の2008日は旧暦上はまだ前なのです。
そして年干支も「戊子」ではなく、前年の「丁亥」となるわけです。

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紫微斗数では、旧暦でもってすべて判断します。

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ご存知のように一年間に12の月が存在します。それは新暦も旧暦も同じです。ただ紫微斗数では、すべて旧暦判断します。

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紫微斗数では、現行の2時間をひとつの時間単位とします。 したがって一日24時間は12刻という時間単位であつかわれますが、その12刻に12当てはまります。えば前日の23時当日1時までを子時(子刻)、1時3時までを丑時(丑刻)といった具合です。詳しくは第2章で解説します。

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古来より東洋では、2時間をひとつの時間単位としていました。
つまり一日24時間は12刻に該当するのです。その12刻に「十二」を当てはめています。
たとえば前日の23時から当日1時までを子時(子刻)、夜中の1時から3時までを丑時(丑刻)といった具合です。【図10】

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旧暦というものは月の運行を基準とした暦ですの、地球の公転日数を1年とする太陽暦食い違う点出てきます。そのズレを解消するために、ところどころに閏月を置いて調整しています。すなわち一年ので同じ月が2回繰り返して数えられる年があるのです。えば1995ですと8月が2回連続しています。巻末の万年暦を見ていただくとおわかりのように、そのうち後の方には閏月あるマークがつけられています。この閏月マークつけられている月が閏月で、命盤を作成するときにちょっとした注意が必要です。

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さて、新暦は「太陽の運行」をもとにつくった暦ですが、旧暦というものは月の動き」によって計算された暦です。そため、地球の公転日数を1年とする太陽暦はズレ生じます。
そのズレを解消するために、ところどころに閏月を置いて調整しています。つまり、一年のなかで同じ月が2回繰り返して数えられる年があるのです。
たとえば2009は、5月が2回連続しています。
巻末の旧暦早見表を見ていただくとおわかりのように、2度目を一目わかるよう色を変えてあります。この違う1ヵ月が閏月です。

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12宮とは紫微斗数命盤を構成する12の箱のことです。命盤に布置された各星曜がどのような特質を表現しているのか、それを読み取る基本となるものです。紫微斗数では、人の命運を測るのに12の角度からのアプローチをします。その人の特質を読みる12の窓とも言えます。命宮から父母宮まで12の宮があり、さらに番外として身宮というものがあります。

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紫微斗数では、人の命運を測るのに12の角度からのアプローチをします。その人の特質を読みる12の窓とも言えます。命宮から父母宮まで12の宮があり、さらに番外として身宮というものがあります。

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紫微斗数で人の命運を読み取る基本となる最も重要な宮です。その人の性格、特性、気質、運命の傾向の基本的なことがらがすべてこの宮に表現されます。また、才能職業適性、どのくらいまで登りつめることができるのか、成功の程度、などを読み取ります。また、健康状態の基本、容貌などを見ます。

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あなた容姿や性格、そして運命の傾向がすべてこの宮に表現されます。
また、才能職業適性、そして成功への方法を読みとります。基本的な健康状態もあらわれます。
つまり紫微斗数で命運を読みとるための、もっとも重要な宮なのです。

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兄弟姉妹との関係、何人くらい兄弟があるか、見ます。兄弟姉妹がどのような人か、兄弟良く助け合かどうか、あるいは反目し疎遠となるか、などを判断します。兄弟姉妹の健康状態や性格・特性の概要も判断できます。

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文字どおり、兄弟姉妹との関係をみる宮です。あなたにとって兄弟姉妹がどのような人なのか、仲良く協力しあか、それとも仲違いや疎遠となるか、などを判断します。

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配偶者、および恋愛に関することを見ます。配偶者のタイプ、性格、および結婚生活の状態を読み取ります。また、恋愛傾向や好みの異性のタイプを判断します。さらに、どのような恋愛の過程をたどるかもることができます。

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あなたの結婚したい相手のタイプや結婚観がここに映ります。性格や人相などが浮き彫りにされるだけでなく、結婚生活の状態も伺うことができます。
また、どのような恋愛の過程をたどるかも読みとることができます。

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子供に関することを見ます。どんな子に恵まれるか、子の性格やタイプは、といったことを判断します。また、何人くらいの子供がいるか、どんな状態で生まれてくるか、などを判断します。やや応用的な見方ですが、その人のSEXに関することもこの宮に表現されます

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どんな子に恵まれるか、子どもの性格やタイプなどを判断します。また、その子どもとの縁の深さを知ることができます。
別名『男女宮』といい、むしろ子どもをつくる行為、つまりセックスに関すること表現されますので、わりとそちらの運勢を読みとるために使います。肉体でいうと生殖器にあたる宮なのです。

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財産に関することをます。財運あるかないか、財を得るとしたらどのような方面で財を得ることになるのか、コツコツと働くことにより財を得るのか、突如として財を得るようになるのか、などを読み取ります。また、官禄宮と合わせて判断することにより、勤め人に適しているのか、独立した自由業に適しているのかを判断します。

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人生を有意義に過ごすために、いちばん必要なのはお金です。ここは、あなたの財産に関することをます。財運あるなしはもちろんのこと、どうしたら財を得ることができるのか、といったアドバイス的な読みとりも可能です。
つまり、金銭を得るのに適した方法がわかるわけです。まじめに働くこと財を得るのか、それとも一発勝負型なのかなどの傾向があらわれます。
さらに官禄宮と比較しながら、勤め人に適しているのか、独立や自営業に適しているのかを判断します。

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この宮によりその人の健康状態を読みります。かかりやすい病気は何か、健康上の弱点はどこか、息災を得るためにはどこに注意すればよいか、といったことを判断します。

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羅患しやすい病気は何か、どんな病気になると長引くかなど、健康状態を読みります。さらに生活上でどの点に注意すればよいか、遭遇しやすいトラブルを先読みすることができます。深読みが得意になれば、不慮の事故を避けられます。
ただし基本的な病気に関しては、命宮と福徳宮を重視します。もしそれら2宮の状態が悪ければ、この疾厄宮に重点がおかれます。

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移動に関することを見ます。移動とは、転居、転勤、旅行などのことを意味します。移動することにより良いことがあるのか、あまり移動せずに一定のところにとどまる方がよいのか、忙しく外出することが多いのかどうか、などを読み取ります。

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対外的な活動を意味する宮です。おもに移動に関すること、転居、転勤、旅行の運気ます。あまり動かずに一定のところにとどまるタイプか、それとも忙しく外出するタイプかどうか、などを読みとります。

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また特に職業適性については命宮とわせて判断しなければなりません。

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ただし職業適性については命宮とわせて判断します。

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不動産運に関することを見ます。不動産に恵まれるのかどうか、またどのようにして不動産を入手するのか、さらに自分が住む住居の環境や、尋ねてくれる人が多いか少ないのか、といったようなことを判断します。

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おもに不動産勢をみます。財帛宮が「財布の中身」ならば、こちらは一生分の貯金に相当します。さらには、自分が将来住むであろう住居の環境や、来訪者が多いか少ないかもわかります。

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父母との関係をます。父母はどんな人か、父母の性格・容貌などから父母との縁が厚いか薄いか、父母から暖かく育てられるのかそうでないのか、などを判断します。

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文字どおり、父母との関係をます。自分にとって両親はどんな印象なのか。両親との縁が厚いか薄いか。父母から愛情を受けて育てられているかどうかを調べます。

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以上12宮とは別に12宮のどれかの宮に(正確には「命宮」「遷移宮」「夫妻宮」「財帛宮」「官禄宮」「福徳宮」のどれかに)「身宮」が配置されます。一般に「命宮は先天運を判断し、身宮は後天運を判断する」と言われています。身宮の見方には、現在のところ流派、人士により様々な扱いが主張され、議論があるところです。

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以上に挙げた12宮とは別にもうひとつ、たいせつな宮が存在します。
それがこの『身宮』です。単独では記されず、生まれた時刻によって「命宮」「遷移宮」「夫妻宮」「財帛宮」「官禄宮」「福徳宮」のどれかと同居します。
これまでの紫微斗数の書籍を見ると、「命宮は先天運を判断し、身宮は後天運を判断する」と書かれています。しかし身宮の判断は、流派によってさまざまな見解が主張されています。

で、これは氷山の一角であるということは一応言っておく。しかし一番著者の個性が出てしかるべきイントロ部ですらこの体たらくだよ。

で、中島さんの御弟子さんの1人であるふじやん*4さんは未だに、

この本は確かにその様な点もありますが、全てのノウハウ本や教本は大差無く、よく聞く話です。
アウトプットは全てがインプットした内容に依るものですから。

という自説を引っ込めるつもりはないのだろうか?そろそろ回答を聞かせて欲しいものだ。

それと中島さん自身がコピペしましたと認めているにもかかわらず、上記のような主張を続けるのは御師匠さんの意思を踏みにじっているに等しいけど、それでも自説を引っ込めないということは、中島さんの詫び状は中島さんの真意ではないと判断しても良いということですか?また椎羅さんの『紫微斗数入門』への著作権侵害が、Web上では平然と続けられている*5わけだけど、弟子としてこういう事態を打開しようとは思わないのですか?ふじやんさん。椎羅さんと中島さんの間の合意事項にはWebでのコピペも対処するはずだったんですけどね。

まあこういう本だ。私を含めて事情を知っている人がAmazonで☆1の評価を下すのは当然だと思う*6。それと飛星の話ならネタ元になっている村野先生の『紫微斗数命理学』を読むべきだろう。

*1:経緯としては、『紫微斗数の非常に残念な本』、『こんな結果になりました』、『この御時世にこのエントリか』を読むと良いだろう。

*2:椎羅さんのブログである椎羅のホームページ紫微斗数入門のエントリから『紫微斗数入門』がダウンロードできます。

*3:こうしてみるとタイトルまで好く似てるよね。

*4:mixi id=19660441

*5:http://www.hoshiyomitaka.com/shibito/とかhttp://www.hoshiyomitaka.com/shibito/12/など

*6:☆0は無いからね。

文章の類似を可視化してみる

まあ色々尾を引いている紫微斗数の非常に残念な本の一件なんだけど、中島多加仁さんの御弟子さんの1人であるふじやん*1さんなんかは未だに、

この本は確かにその様な点もありますが、全てのノウハウ本や教本は大差無く、よく聞く話です。
アウトプットは全てがインプットした内容に依るものですから。

という自説を引っ込めていないみたいだし、ふじやんさんのマイミクのアーマー☆キング*2さんとかが、私のはてな日記に行儀の悪いコメント付けてくる/きた状況*3でもあるので*4、ふじやんさんの言い分が世間で通るものかどうか検証してみることにした。

本番は当然、書籍の文章の比較になるけど、その前にWebの文章で、椎羅さんの「紫微斗数入門」と中島さんの文章を比較してみることにする。以下では中島さんの文章として、

から文章を拾ってきた。このエントリを書いている時点では魚拓から中島さんの文章を引っ張ってきている。比べてみると、紫微斗数の歴史についての記述で、以下のような非常に似通った文章が見つかる。

中島さん 紫微斗数入門

文献によると、中国唐の時代から宗の時代にかけて活躍した陳希夷(867〜984)という仙人が創始したとされています。

紫微斗数は、中国唐の時代から宗の時代にかけて活躍した陳希夷(867〜984)という道士(仙人が創始したと言い伝えられています。

おそらく唐の時代にインド経由でもたらされた西洋のホロスコープ占星術が中国風に形を変え、その影響を受け新しいひとつの占術の原型をつくったのでしょう。

その後、その道教の門派の中で様々な実験と取捨選択が行われ、その結果いくつかの系統の伝本が現代に伝わりました。

これは全く想像の域を出ませんが、おそらく唐の時代にインド経由でもたらされた西洋のホロスコープ占星術が中国風に形を変え、その影響を受け陳希夷(あるいはその周辺の人物)が新しいひとつの占術の原型をつくったのでしょう。

その後、その道教の門派の中で様々な実験と取捨選択が行われ、その結果を集大成したものが明代に編纂された「紫微斗数全書」ではないかと思われます。

同じ文字列の背景色を黄色にしておいた。それと単に事実の記述と言い抜けられそうな箇所は緑にしてある。誰が見たところで偶然の一致では済まされないレベルだろう。探せばこういう例は幾つも出てくるだろう。本番は紙文書の電子化工程があるのでゆっくりやるつもりだ。

十二宮の解説のページはもっとすごくて、各宮毎にコピペがあると言って良い。3つ程例を挙げてみようか。

中島さん 紫微斗数入門

紫微斗数では、人の命運を測るのに12の角度からのアプローチをします。
その人の特質を読み取る12の窓とも言えます。
命宮から父母宮まで12の宮があり、さらに番外として身宮というものがあります。

紫微斗数では、人の命運を測るのに12の角度からのアプローチをします。その人の特質を読み取る12の窓とも言えます。命宮から父母宮まで12の宮があり、さらに番外として身宮というものがあります。

紫微斗数で人の命運を読み取る基本となる最も重要な宮です。
その人の性格、特性、運命の傾向の基本的なことがらがすべてこの宮に表現されます。

才能職業適性、そして

成功の程度などを読み取ります。
また、
基本的な健康状態や容貌などを見ます。

紫微斗数で人の命運を読み取る基本となる最も重要な宮です。その人の性格、特性、気質、運命の傾向の基本的なことがらがすべてこの宮に表現されます。

また、才能職業適性、どのくらいまで登りつめることができるのか、成功の程度、などを読み取ります。また、健康状態の基本、容貌などを見ます。

兄弟姉妹との関係を見ます。
あなたにとって兄弟姉妹がどのような人なのか、仲良く助け合うか、あるいは反目し疎遠となるか、などを判断します。

兄弟姉妹との関係、何人くらい兄弟があるか、を見ます。兄弟姉妹がどのような人か、兄弟良く助け合うかどうか、あるいは反目し疎遠となるか、などを判断します。

で、ふじやんさんはこういう例を見たうえで自説が成立するかどうか、じっくり考えてみることだ。自説が成立すると強弁されるなら、中島さんの文章と「紫微斗数入門」に共通するインプットとやらを提示してもらいたい。ということで安倍一輝*5さん、ふじやんさんへの伝言宜しく。

しかしまあ私が2chや某所のコメント欄で書かれているような人間だったとしても、こうした事実が変化することってないのにさ。哀れな人達だよね。それとこのはてな日記で御判りのように他人様のコメント欄で複数のハンドルを使い分ける必要などないのだよ。中島さんがコメント欄のIPさらしてくれないので、私はやってないという直接的な証明はできないがね。中島さんもコメント欄のIPさらせばよいものを何故やらないんだろう?

あそうそう、このエントリ書く過程でURL見て気が付いたけど、中島さんも“シビト”の人だったんだねぇ。

*1:mixi id=19660441

*2:mixi id=3035589

*3:好著と残念な本』のエントリのコメント欄の奥の方を参照のこと

*4:念のために書いておくと、ここで私は『ふじやんさんがアーマー☆キングさんに指示して行儀の悪いコメントを付けさせた』という主張をしているわけではない。ただこの追記を書いている時点で、ふじやんさんとアーマー☆キングさんがマイミク関係なのもまた事実だ。11月3日追記

*5:mixi id=22516529

そういえば(2011/06/11追記)

当の中島多加仁さんが、最近のブログのエントリで、こんなことを書いてました。

罪を犯してしまう人間も、
幼少期や青年期の家庭環境や、
その後の生活や社会環境によって影響を受けて、
積み重なっていって悪縁となり、
ついには悪心を生じ、罪を犯してしまうのです。

ああ、そうですか、椎羅さんのドキュメントを盗作したのは、自分が悪いわけじゃなくて、『幼少期や青年期の家庭環境や』、『その後の生活や社会環境』の性なわけということですか。