告知とゲーム『逆転裁判シリーズ』

久しぶりに西友上福岡店のブースに出ます

両親の介護の関係で長くお休みしていましたが、久しぶりに西友上福岡店のブースに出ます。
宜しく御願いします。土壇場の告知で申し訳ありません。

上福岡店

土壇場告知の原因

大逆転裁判』と『大逆転裁判2』がキャンペーンで安かったので購入して予想通り嵌まりました。以下、ネタバレを含む感想です。ネタバレのお嫌いな方は、他へどうぞ。(Google検索とかどうでしょう。)










大逆転裁判』と『大逆転裁判2』は2作合わせて、『逆転裁判1』をなぞっているような作りになっていた。

辺りがパッと目に付く。意図的なものだろうと推測している。ものすごく丁寧な作りでアニメーションも多く、CVも有名所を配置している*1。BGMもすばらしくて中でも、私の今の所の一押しは『相棒』だ。


Partners ~ The Game is Afoot! - The Great Ace Attorney 2 Music Extended

30分という限られた時間での捜査という焦燥感とヴァイオリンとアコーディオンが奏でる切なさがない交ぜになって、私の心に押し込んでいる焦燥感をヒットする。

アニメーションの動きはモーション・キャプチャーを使っているそうで、バンジークス検事の中の人は宝塚の人だそうだ。私が注目したのは、役者くずれのペテンシーと科学者くずれのドレッバーの動きで、肩から腕にかけての各パーツが体幹を含む他の部分と全く独立に動いている。それは科学者くずれのドレッバーの人形振りで際立っていた。多分、ダンスかバレエの手練なんだろう。徳島の御師さんによると、武術ではまず人体のパーツを独立に動かすことを基礎としてやるそうだ。そして独立して動くパーツを連携させると強大な突きとか出せるようになるのだそうだ。

しかし不思議なのが『逆転裁判123』を通して、シナリオ・ディレクターの巧舟さんが無類のカー好きなのが明らかなのに、そこに突っ込んだインタビューとかを目にしないことだ*2。『巧舟 カー』で検索しても第1頁に『カー』付の結果が上がってこない。ジョン・ディクスン・カー の傑作の一つに『皇帝のかぎ煙草入れ』がある。カーはこの物語で被暗示性の強い人物を登場させて、見ていないものを言葉で見たと錯覚させるという荒技を披露している。一方、巧舟さんは盗聴という設定を使って、言葉で聞いているだけのものを見たと言わざるを得ない状況を自然に作り出している。『逆転裁判1』、逆転姉妹の松竹梅世の尋問がそれだ。『皇帝のかぎ煙草入れ』の優れた翻案なのに誰も突っ込んでいないように見える*3。非常に不思議だ。

*1:そのせいで、成歩堂龍之介の親友、亜双義一真の早急な退場に裏があると推測されていたりしたらしい。

*2:カー好き初級の私でも判るというのに。

*3:単に私が知らないだけかもしれないけど。