界面律速型方位

『界面律速と拡散律速』再び

昔々*1はてなダイアリー時代に『界面律速と拡散律速』というエントリをあげた。例えば電解メッキをするときに、メッキされて被膜となる金属の成長速度は、

  • 金属のイオンが反応面に到達するまでの拡散速度
  • イオンが還元されて金属となる化学反応の速度

の2つの要因があると書いた。どちらか遅い方で金属皮膜の成長速度が決まる。拡散速度が遅い場合を拡散律速、化学反応の速度が遅い場合を界面律速という。

そして、九星を使って移動する場合は、遠くに行くほど効果が出ると言われているので、気学・九星には拡散律速的だと書いた。そして、

じゃあ界面律速な方位ってあるのかよ?

という、ちょっとカンの好い人なら思いつきそうな疑問やそこからの展開については一切書かなかった。御察し下さいというやつだ。まあ黒門さんは、ちゃんと判ってたけどね。確かに界面律速型の方位というのはある。

しかしまぁあれを書いてから15年以上経つにも関わらず、未だに5chの気学・九星のスレッドに奇門遁甲ウェーイな人が殴り込んだりするわけで、この業界、進歩の無いところはホント澱んでるよね。

*1:2003年11月