伊弉諾神宮に詣でる

始まりはあるtweet

以前読んだ本に『日本語大漂流』がある。この本の主張の一つに「日本人のルーツの一つにポリネシア人があり、現在では理解できなくなっている神名は古代ポリネシア語で理解することができる」がある。その一つとして、「伊邪那岐イザナギ)は最初の男であり、伊邪那美イザナミ)は聖なる愛人である」が上げられていたと記憶している。手元に本が無いので、色々検索したら『海上の道④ 古代ポリネシア語と神々への旅』に行き当たった。どうやら、

  • イザナギ→イ(定冠詞)・サナ(聖なる)・キ(男)→聖なる祖始神
  • イザナミ→イ(定冠詞)・サナ(聖なる)・ミ(女)→聖なる女神

ということだったようだ*1

ということで、この二柱の始祖神についての関心はそれなりにあったのだけど、少し前にこんなtweetが私のTLに流れてきた。

ということで、今回実家の車で川崎に帰る時に淡路島を経由するルートを使って、途中の津名一宮で高速を下りて伊弉諾神宮に御参りすることにした。伊弉諾神宮の駐車場に車を停める時にカーナビソフトが周囲に幾つもの『多賀』という地名を表示した。Google Mapにも近くに『一宮多賀郵便局』が表示される。

多賀といえば『多賀大社』は、金井南龍経由の偏った知識しか知らない私にとっては伊邪那美大神という母神を祭る神社で*2、多賀の地名を見たとき「ああ派手な夫婦喧嘩したけど、やっぱり夫婦なんだな」と思った。

伊弉諾神宮は本殿と拝殿を改修中のようだった。近くで見るとこんな感じ。
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最近、伊弉諾神宮を含めて行ってみたい所が増えている。白山比咩神社とかも行ってみたいし、六壬者としては漏刻絡みで近江神宮にも行ってみたい。

*1:こんな読み方して良いのなら、色々作ることはできそうに思う。

*2:多賀大社のサイトでは伊邪那岐伊邪那美の二柱の大神を祭っているとしている。