始まりはあるtweet
以前読んだ本に『日本語大漂流』がある。この本の主張の一つに「日本人のルーツの一つにポリネシア人があり、現在では理解できなくなっている神名は古代ポリネシア語で理解することができる」がある。その一つとして、「伊邪那岐(イザナギ)は最初の男であり、伊邪那美(イザナミ)は聖なる愛人である」が上げられていたと記憶している。手元に本が無いので、色々検索したら『海上の道④ 古代ポリネシア語と神々への旅』に行き当たった。どうやら、
ということだったようだ*1。
ということで、この二柱の始祖神についての関心はそれなりにあったのだけど、少し前にこんなtweetが私のTLに流れてきた。
同人誌の誤字脱字くらい許してやれよ(そもそもこの話題の元ネタを知らないが)
— 幣束 (@goshuinchou) May 31, 2020
古事記の最古の写本書いた人なんてイザナギの幽宮(墓所的な社)があるのは淡路って書くところを「淡海(近淡海=近江)」って書いちゃったからイザナギが居るの淡路島と滋賀県2箇所になっちゃったんだぞ
ということで、今回実家の車で川崎に帰る時に淡路島を経由するルートを使って、途中の津名一宮で高速を下りて伊弉諾神宮に御参りすることにした。伊弉諾神宮の駐車場に車を停める時にカーナビソフトが周囲に幾つもの『多賀』という地名を表示した。Google Mapにも近くに『一宮多賀郵便局』が表示される。
多賀といえば『多賀大社』は、金井南龍経由の偏った知識しか知らない私にとっては伊邪那美大神という母神を祭る神社で*2、多賀の地名を見たとき「ああ派手な夫婦喧嘩したけど、やっぱり夫婦なんだな」と思った。
伊弉諾神宮は本殿と拝殿を改修中のようだった。近くで見るとこんな感じ。
最近、伊弉諾神宮を含めて行ってみたい所が増えている。白山比咩神社とかも行ってみたいし、六壬者としては漏刻絡みで近江神宮にも行ってみたい。