用神は占星術にもある

2月10日に古典占星術の講習会があったので参加してきた。最大の発見は西洋占星術にも用神の概念があったこと。ディグニティ(品位)を計算して最大値を取るものが、いってみれば用神の天体になる。四柱推命の用神は、扶抑、調候、病薬を勘案して出すが、この「勘案」の部分が最大の謎で経験しか頼るものがないといっていいだろう。

西洋占星術の最高品位の天体は、算出手続きが煩雑だけど、出すのは一本道なので迷いがないところが良い。この最高品位の天体が用神という視点に立てば、すぐさま以下のような方位術や風水の理気に転用できる。

  • 用神の天体の方位を使えば良い。この方位の使い方は色々。
  • ネイタルやプログレスにおける用神天体の方位が自分にとって本来良い方位。
  • この天体が天底や天頂付近にあれば、上下も方位として使うことができる。