遂に2冊そろう

林秀靜さんにとって記念碑的な著作になるだろう「命証合診」だが、私としてはこれ1冊では完結していない著作だった。「命証合診」は運勢と健康に密接な関係があることを実証的に研究したものであり、これの読者が中医学や命術家ならともかく、普通の人なら「運勢を良くするために健康になるにはどうしたら良いのか?」と考えたと思う。

その疑問に解答しているのが「ハッピーごはん、恋レシピ」だ。装丁やタイトルの雰囲気はまるで違っているが、内容的に「命証合診」を受けて、運勢を良くするために心身ともに健康になること目指したとき、「ハッピーごはん、恋レシピ」で何を食べるべきかが解説されている。私にとって「命証合診」と「ハッピーごはん、恋レシピ」は乾坤2冊のセットでしか考えられない。

一応、田中さんと違って料理はするので、開運食を色々試してみたい。江戸時代に水野南北も、江戸では野暮で田舎臭い食い物を食べ続けて寿命を延ばし多くの門弟を育てるに至ったわけだし、食べ物には気をつけた方がいいだろう。実は林先生も仕事を増やすために火食をしばらく続けて効果があったのを確認した上で「ハッピーごはん、恋レシピ」の執筆にかかったということだ。