金沢文庫にいった

それが目当てではなかったのだが、金沢文庫では頼朝、範頼、義経の源氏三兄弟の特集をやっている。もっとも頼朝と義経は刺身のツマというところで、展示の中心は蒲の冠者範頼である*1。現代の我々には範頼は影の薄い存在だが昔は結構人気があったようで、範頼の墓が日本全国に何箇所もあったりする。

かくいう私が生まれた伊予市にも範頼の墓がある。小さな溜池の畔にある範頼を祭った神社の後ろにかなり立派な五輪塔があり、それが範頼の墓とされている。もっとも範頼の墓の本命は伊豆の太寧寺にあるものだそうだ*2

*1:展示の図録も表紙は範頼。

*2:というか太寧寺は範頼の菩提を弔うための寺らしい。