巡回対象の一つに「切込隊長BLOG(ブログ) 〜俺様キングダム」が入っているが、何か触発されることが多い。11月06日の「日本テレビ放送網有価証券報告書訂正問題」と題されたエントリでは、最近色々発生している権力者のスキャンダルに、投資家でもある切込隊長が過去に見聞きしたことを絡ませて、
偶然だろうか。偶然かもしれない。誰かが意図して引き起こしているものとは考えづらい。事例の一つひとつを見ていくと、概ねのパターンは共通している。勢いを失いつつある組織のトップに君臨していた権力者が、従業員や市場からの告発によって穴を開けられ、一気にスキャンダル化し影響力を失っていく形だ。
これら日本の権力者たちの「グリップ力」とでも言うべきものが弱まっているのではないかと感じる背景には、日本社会の変容が見て取れるかもしれない。昔であれば、これらの問題は普通に揉み消されてきた。「あ、この話をすると隅田川に沈むからアレだけどさ」みたいなことは普通に語られながら、確証のある噂は業界関係者の間のみにあってまったく報道されることなく表に出ることはなかった。
と語っている。これはまさしく下元八運に起きるべき事象である。特に日本では下元七運に五黄が回座し腐敗が進行し、下元八運では腐敗したものがスクラップされていく。投資家の目から見ても日本社会は変容しつつあるらしい。下元九運ではもっと激しくなるだろう。
しかし、
戦後の権力者が、あるいはそのクローンがシステムの限界まで引っ張ったときに起きる一瞬の臨界点、それが連続したあとの着地を考えるべきフェーズに来ているのかもしれない。たとえその着地が、ぶざまなものであったとしても、着地しないよりは望ましい。
と語る切込隊長は、無様な着地が着地しないより望ましいと判断することのできる健全な精神の持ち主だと思う*1。
*1:でも私はクラッシュ・ランディングに近いことが下元九運に起こると予想している。