生まれる時代を選べるなら

戦国から秦のあたりに生まれたかった。今の知識を持って生まれることができるならサイコーだろう。この時代は天象と術数が密につながっていて、天象を見ながら自分の術を確認することができた。月建は斗建であり、月建が切り替るとき同時に月将もまた移動していた。六壬の術者にとってはうらやましい時代だ。

その後地球の歳差運動が積み重なって、月将と月建の切り替る時期がずれ、更には月建と斗建すらずれて行く。天象と術数は乖離し神話は自分達とは無関係なものとなってしまう。占術家にとっては不幸な時代だ。