実天体は色々動いていたらしい

暦化された中国系の占術に浸かっているとどうも実天体の動きには疎くなってしまう。*1たまにジョナサン・ケイナーのページを見に行くのだが、どうやら11月9日にハーモニック・コンコーダンスと皆既月蝕が同時に発生するというイベントがあったらしい。もっともハーモニック・コンコーダンスの方は小惑星が参加しているというものなので、私的にはそんなに大そうな印象はない。

ジョナサン・ケイナーはインドに飛んで皆既月蝕を実際に見てきたそうで、日本語訳のレポートを読むことができる。気になったのはジョナサン・ケイナーが以下のように語っていたことだった。

普通、手品は種が明かされたら興ざめです。

ジョナサン・ケイナーにして手品の楽しみ方を知らないとは。手品はタネを知ることで、手品師がどれほどのトレーニングの上で演じているかとか、その呆れるほど大胆なトリックがどれほどの視覚効果をもたらしたかなどを感じることで、より深い楽しみが得られるもののはずなのに。蝕を手品にたとえるなら太陽と月の視直径がほぼ等しいといった、大胆なトリックに思いをはせてみるべきじゃないのだろうか。*2

*1:そんなのはお前だけだと言われたら謝ります。

*2:ま、後に続く文章では私と同じようなことを言ってるけど。