あきらめた本

帰りに書店に立ち寄って、山本義隆「磁力と重力の発見」3部作*1を見つけて買うかどうかしばらく悩む。買えば2週間は飛ぶのが目に見えているので結局やめた。山形浩生の書評で面白いのは判りきっている。科学こそが古の魔術の正しい後継者であるなら私のやっている術は正しい発展から取り残された存在にすぎないのだろうか。いやそうではないのだろう。一口に正しい発展といっても複数の形態があるはずだ。では私はどう進めばよいのか?今は明確な答えが出ないが、これについては考え続けるしかない。「磁力と重力の発見」の前段にあたる「重力と力学的世界(購入)」(ISBN:4768701086)もおさえておきたいところ。なお「磁力と重力の発見」についての山形による別の書評はすごく楽しい。

*1:磁力と重力の発見〈1〉古代・中世(購入)(ISBN:4622080311)、磁力と重力の発見〈2〉ルネサンス購入)(ISBN:462208032X)、磁力と重力の発見〈3〉近代の始まり(購入)(ISBN:4622080338