シュレーディンガーの猫

って結局のところ、確率的な予測しかできない量子力学を1発勝負の問題に適用すると変なことになるよ、というのを示したわけだ。一方で、占いは、そのシュレーディンガーの猫の生死を当てようとしているわけだ。

占いの当たり外れの結果を統計的に検証することは不可能ではないけれども、結局のところ占いは常に1発勝負ということだ。『占いは統計だ』とか言われるとカチンと来るよね。

禄神

禄神は常に陽生陰死の十二運の臨官*1を持って禄神とする。何故常に陽生陰死を採用するのか少し疑問だったのだが『季節の持つ力』の講義で十二運の話が出たついで質問した結果、疑問が氷解した。

つまり十二支の中に同じ十干があるときにそれを以て『禄』とする、禄神はここから来ている。なので巳の本気の十干が丙であることから丙は巳を禄神とし、午の本気の十干が丁であるので丁の禄神は午となる。こういうことだ。

つまり陽生陰死の十二運は、こういった『禄』や『刃』の出方に合うように作られているというわけだ。

昨日から引き続き、こういった事柄を理解させてくれた鎗田先生大石さんには感謝している。

*1:一般には建禄として知られているが、臨官が正しい。