坎=月の例

焼餅歌その後というエントリで、

しかし離を日に対応させるというのはすごく馴染みのある感覚だが、坎を月に対応させるというのは言われれば納得だが、自分では全然思いつかなかった。周易の基礎が私の身には付いていないということだろう。自戒すべし。

と、書いたわけだけど、坎=月の例を奇妙なところで見かけたのでメモ代わりに書いておくことにする。

昔、「冥王計画ゼオライマー」というエロマンガがあった*1。私にとってはもうエロマンガの衰退期に入っていた時期なんだけど、コンビニで立ち読みしていてかなり読ませるマンガだったので記憶している。このマンガは名作といって良いけど確実にロリなエロマンガで、今ネットで話題の「日本ユニセフ協会*2のアレ」が通ったら、復刻版の所持者はケーサツ行きになるのが確実だったりする。なにせゼオライマーは設定上、完全動作すれば「コクピットごとパイロットを吹き飛ばされても、瞬時にそれらを元通り再構成してしまう。」ような無敵の巨大ロボットなんだけど、それを可能とするために別次元から無限にエネルギーを取り出す必要がある。そのための部品が次元ジョイントなんだけど、それには2つの突起があって、その突起が前後から少女の体内に突き刺さった状態で動作するというエグイ設定になっているわけだ。

八卦 事象 ロボット
ゼオライマー
ランスター
ブライス
ガロウィン
ローズセラヴィ
ディノディロス
バーストン
オムザック
で、ゼオライマーの強さとその力の源とかの設定がそれなりに面白かったので、エロ要素のエグイ部分を排除した設定のOVAが作られた*3。私は未見だが、ニコニコ動画YouTubeを探すと見つかりそうに思う。で、そのOVA版のゼオライマーには、当のゼオライマーを含めて八体の八卦ロボと呼ばれる巨大ロボが登場する。当然、各ロボットは八卦と対応付けられているわけだ。 ロボットの設定で、艮=山と坤=地が共に大地の事象であるのは許容できたようだけど、兌=沢、坎=水のダブリはさすがに許容できなくて、製作者も悩んだらしい。この辺りについてはWikipediaで以下のように解説されている。
なお、本来の八卦に月の称号は無い為、設定制作の際には沢→水、水→月という改変が施された。
しかしながら離=日である以上、離を裏返した卦である坎について坎=月はそんなに不自然な対応関係ではないのだ。製作者の皆さんは御自分の直感をもっと信じて良いと思う。ただ残念なのが火のブライスト水のガロウィンの2体連携攻撃が水火既済になっていないことなんだけど、実は水のガロウィンパイロットは、火のブライストパイロットに強い対抗心を持っているという設定なので火沢睽の象になっていたりする。八卦の象がちゃんと身体に入っている人が製作メンバーに入っていたのかもしれない。

*1:一応、Wikipediaへのリンクをしめしておく→Wikipedia - 冥王計画ゼオライマー

*2:国連のUNISEFとは全く異なる別の団体。

*3:Wikipediaへのリンク→Wikipedia - 冥王計画ゼオライマー#OVA版

サポートページに基本設定の項目を追加

『安倍晴明「占事略决」紹介』サポートページ基本設定の項目を追加した。これは、『安倍晴明占事略决」紹介』が占事略决の解説書であるという性質上、添付されている六壬神課作盤プログラムは、デフォルトの設定のままでは占事略决の本文に従った作盤を行うためだ。そのために読者の期待する作盤結果とは異なる作盤結果が表示されることがあり、その対策として追加した。