432と567
弥勒菩薩は御釈迦さんの入滅後、56億7千万年後に行う衆生済度のために兜率天で待機中ということになっている。56億年とか太陽の寿命来てるじゃんという突っ込みはあると思う。諸星大二郎の『暗黒神話』では、主人公のタケシが地球に帰還した時、出迎えたのは赤色巨星化した太陽と不死の餓鬼の他は生命が死滅した地球だった。タケシは弥勒菩薩となったのかもしれないで話は終わっている。
で昔から気になっているのが、56億7千万という数字だ。桁が大きいのは遥か彼方ということだろうけど、567という数字はどこから来たのだろう?
確証はないというか私の思いつきでしかないのだけど、この数字は1プラトン年の長さから派生的に作られたのではないのだろうか。
1プラトン年というのは、地球の歳差運動の周期だ。およそ26,000年とされているが、オカルト的には25,920年とされている。この数は、
と因数分解できる。432は西洋オカルトでは特別な数とされている。もっとも私の今の考えでは、26,000を60で割った時に430くらいになることから、432という数が出てきて、それから25,920が作られたんだろうくらいに思っている。
大いなる周期を意味する秘密の数である432があり、それの鏡像として567があるのではないだろうか。
以下余談だけど、数学者の穂刈四三二*1先生の『ベクトル-新しい数学へのアプローチ3』とかには御世話になった。中学高校時代、宿題もせずに読みふけったものだ。
なお432には更に変形できる。
432は煩悩の数とか天罡数とか地煞数とか出て来る便利な数だ。
*1:“ほかり-しさんじ”