八陣の庭

岸和田城

だんじり”で有名な岸和田*1だけれども、再建された岸和田城を含む千亀利公園は桜の名所だ。そして作庭家重森三玲によって作られた枯山水の庭園、岸和田城庭園がある。

これは中央に大将、その周囲に虎、風、天、地、雲、竜、鳥、蛇の各陣に見立てた石群を配したもので『八陣の庭』ともよばれている*2。この9つの陣は諸葛孔明の八陣とは直接の関係はないが、周囲の八陣の名称は『武侯八陣兵法輯略*3に見える、各部隊の名前になっている。

この庭の存在はEテレの『美の壺』で知ったのだけれども。知った以上は奇門遁甲を嗜む者として一度は見ておきたいということで見て来た*4


説明の案内表示

中央に大将の陣(要拡大)

周囲を回りながら見ると様々に変化して楽しい。
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*1:単なる個人的な印象だけど、岸和田の、特に男は血が熱いように思う。

*2:各陣の詳細は、岸和田市のサイトの中の『岸和田城庭園(八陣の庭)が国の名勝に指定されました』のページで解説されている。

*3:リンク先は『中國哲學書電子化計劃』。

*4:お花見真っ盛りで人出が多くて、時期をずらした方が良かった。