時刻をトリガとする卜占術と開運法

乱数型と時刻トリガ型

卜占術は大きく2つに分けられると思う。乱数型と時刻トリガ型だ。乱数型としては、Tarotとか周易があげられるだろう。
時刻トリガ型としては、もちろん六壬や他の式占や九星術がある。断易は少し面白くて乱数を使って易卦を出すけれども、月建と日干支を使って納甲・納支した結果を評価して行く。

時刻トリガの面白い所は、前もってイベント発生時を占うことができるということだ。
なので、前もって計算した結果を使ってイベントを発生させれば上手く行くのではないか?と考えるのは自然なことだと思う。
占星術のイレクショナルはそうやって生み出されてきたものだろう。

でもそれで上手く行くかというと、多分、上手く行かなかったことの方が多いだろう。
そこでみんな色々考えたのだろうと思う。で、行き着く先は以下の2つくらいになるだろう。

  • 吉の条件の絞り込み
    • 我に吉
    • 対象・相手に吉
  • 吉の象を尽くす

みたいな感じだ。

遁甲卜占だと、日干落宮で我の、時干落宮で対象・相手の吉凶を判断する*1。吉の象意を尽くすという点で一番手軽な方法が方位を使うことだろう。九星や奇門遁甲を選吉に使う時には方位を使った時に、その方位の象がどれくらい出ているのかも重要になると思う。そういう点で卜占で象を練ってから選吉に進むというのは術を学ぶ順番として正しいのだろう。

まあ象をきちんと尽くすことができるなら、方位を使わなくても開運できると思う。

*1:もう一つ条件があるだろうけど、多分、みんな思いつくんじゃないかな。