ラーメンハゲ芹沢の公理
ラーメン才遊記*1で芹沢はラーメンをこう定義している。
ここで芹沢が“フェイク”と言っているのは、ラーメン才遊記のラスボスである汐見ゆうこ*2が「ラーメンとはフェイクである」と定義したのを受けているからだ。まあそれは本題じゃない。この芹沢がラーメンに与えた定義って、人間がこれまで定義しようとして上手く行かなかった何か全般に定義を与えることに応用できるんじゃないだろうか。
科学とはデータから世界の仕組みに至ろうとする情熱そのものです。
とか、
占いとは兆しから未来を読み取ろうとする情熱そのものです。
とか、
SFとは完全なフィクションにリアリティを与えようとする情熱そのものです。
だ。上手く行っているだろうか?上手く行きそうなら、
上手く定義できない人間の知的営みには、
「〇〇とは△△しようとする情熱そのものです。」
で定義を与えることができる。
これを『ラーメンハゲ芹沢の公理』と呼ぶことにする。
*1:『らーめん才遊記(11)』171頁