失物占

こういうこともあるか

名古屋某所で大休止に入って携帯を確認したら次女からヘルプコールが入っていた。東京駅100周年の記念Suicaが見当たらない、出てくるか占ってくれというものだった。時刻を確認して作盤したのがこの課式だ。戌刻なのに昼貴人で作盤したことに気が付いたのは、このエントリを書いている時で、占っている時にはまるで気が付いてなかった。

三課が徴明亥で朱雀が乗じていて、四課は天罡辰で白虎が乗じている。私は事物の色を考える時、季節と五行の色の関係をメインにしている。この時は土用なので徴明は死で妻色に従うので火の赤、天罡は旺なので自色の黄となる。無くしたSuicaは記念のSuicaでクリーム色だったそうなので四課に失物自体が出ていると考えて良いだろう。その失物自体を表す四課が発用に立っている。その発用が末伝の寅から尅されている。比用課という凶課なのでこれは吉とみる。ただし空亡なので弱い。迷ったけどギリ出そうだと判断した。

四課がブツなので三課が在処ということになる。徴明なので何かの影になっている所というのが第一感だった。朱雀が乗じているので、貯金通帳を探した時と同じく、布団か毛布と見た。

そこで「ギリ出そうに思う。布団か毛布の影になっている所が第一感かな。」と返事をした。

すると見つかったという返事が来た。それも布団の下のバスタオルの側で見つかったそうだ。どんなもんだい、と自慢したいところだけど……間違った課式で当てた……九天玄女娘々の加護があったということなのだろう。

五行と色との関係だけれども、色の変化に関わる旺相休囚死の取り方には様々な説がある。このエントリで使った、天盤十二支の五行と季節の五行の関係をそのまま使う方法、日干五行の季節による旺相休囚死を全てに適用する方法、季節ではなく日干五行と天盤十二支の五行の関係を使う方法等、色々ある。多分六壬だけじゃなく、五行易なんかでも色々使えるんじゃないだろうか。