日々の思い付き

neanderthal yabuki (id:Nean)さんのマネ。たまにあるかもしれない。

飛盤遁甲

奇門遁甲の基本形は、洛書の魔方陣を根底に置きながらも太乙九宮術*1から受け継いだ活盤法*2に従って周囲八宮に定位から回転させるように遁甲盤の要素を配布して行く。飛泊を使うのは地盤の配布と直使の配置の2点だけだ。太乙九宮術については玄珠さんから教わった。考えてみたらFFORTUNEで一番成長したのは私だろう。

閑話休題、ところが奇門遁甲のバリエーションに洛書の魔方陣まで遡って先祖帰りしたものがある。それが飛盤遁甲だ。飛盤遁甲では八門に中門を加えて九門、八神に太常を加えて九神として、全ての要素を飛泊で配置する*3。この飛泊のさせ方についてもバリエーションが幾つかある。昔、その幾つかのバリエーションについての情報を黒門さんにもらって、対応する作盤プログラムを作ったことがある。要素毎に活盤と飛盤がチョイスできるようにしてあって後にDLL化してExcelで作り直した。

Siheyuan model

しかし何故、飛盤遁甲が生まれて残っているのか?という疑問は常々あったけれども、今の見解としては「飛盤遁甲は中宮を使うための術ではないだろうか」というものだ。中国の伝統的な家屋である四合院客家の土楼は中庭を持つ構造をしている。四合院の模型をWikimediaから借りてきた。この中庭を使う術として飛盤遁甲があり中門があるのではないだろうか、と危うい人間の危うい思い付きを開陳しておく*4

さて今朝がたGoogle Alertが九門遁甲という珍なるものをつかまえてきたので早速tweetした。

ネタにマヂレス。

*1:初出が検索しても見つからないけど、こういう式盤を使っていたので活盤だったというのは明らかだろう。

*2:排宮法ともいう。

*3:まぁ透派遁甲のように9個の要素は飛泊、8個の要素は活盤みたいなものもあるにはある。

*4:黒門さんがこれを読んだら、また笑うんだろうな。