財官印の透出

割と少ない

ふと四柱推命の命式で財官印の全てが透出している割合ってどれくらいあるのか気になった。財官印の全てが透出していれば、格局云々するまでもなくどれかは吉の作用を持っているし、それが働く運勢も必ず巡ってくる。社会的に成功しやすい生まれと言って良いだろう。

日干五行の種類は5通りで、それが決まると財官印の五行は自動的に決まる。それが年月時の三柱に割り付けられるので、3つのものから3つをとる順列の数だけ場合の数があることになる。つまり3!=6通りだ。なので5×6=30通りが財官印全てが透出している命式についての場合の数だ。

命式全体の場合の数は重複を許して5通りのものから4つを取る重複順列になるので、この考察では5×5×5×5=625通りになる。ざっとした見積もりで財官印の全てが透出するのは全体の5%くらいになる。結構希少なんじゃないだろうか*1

財官印の全てに次いで成功しやすそうというと、やはり財官が透出していることだろうか。この場合日干五行は5通りで、それで財官の五行は決定されてしまう。その2つの五行が年月時の三柱のどれか2つに割り付けられる。場合の数は3つのものから2つをとる順列の数ということになるので3×2=6通りになる。残った1つの柱に割り付けられる五行は何でもよいので5通りある。結局、財官が透出している場合の数は、5×5×6=150通りになる。命式全体の場合の数が625通りなので、大雑把に4分の1くらいだろうか。

*1:ここでは考えてないけど干合とか考えると実際はもっと少なくなるんじゃないだろうか。