坤と艮

九宮と十二支

www.youtube.com
今朝の『うらない君とうれない君』で大石真行さんが土行の十二長生についての話をしていた。内容的には以前の『水土長生』のエントリで紹介した『季節の持つ力』の講座と同じものだったけど、やはり九宮八卦と十二支を対応させて、土行の八卦との対応で土行は水行に従うとする水土長生と、土行は火行に従うとする火土同根が出てくるのは面白い。

九宮八卦に十二支を割り付けるとこんな感じになる。九宮八卦には土行に属するものが3つもある。坤宮、艮宮、中宮がそれで、二五八のラインを構成している。余談だが、3年毎に二黒と五黄がラインに入ってくることもあり、風水の師匠である陳俊龍先生はこのラインを嫌っている。

閑話休題、十二支は周囲の八宮に対して、四隅は2個、四正には1個割り付けられる。四孟の寅巳申亥は四隅で、長生になるのは四孟に限らるという縛りがある。そこで艮の土をとるか坤の土を取るかで火土同根と水土長生に分かれる。多分だけど、説卦伝の影響で水土長生の方が先に出てきたのではないだろうか。五行易とか納音五行の十二長生では水土長生を取っている。

まぁ坤卦が陰で艮卦が陽であることから、色々考えることはできるだろう。例えば、戊は火土同根で、己は水土長生、とかだ。ついでに陽順陰逆を混ぜたりもできるだろう。もっとも私は土には十二長生は無いんじゃないかと思っているので、六壬で戊己の日には日墓がないことにしている。