方位は九星、日取りは通書

八将軍も金神も気にしないというが、では、お前は何を気にするのだ?と聞かれたら、移動の方位なら九星を使うという返事になる。もっとも干支も飛泊させて九星と組み合わせて使う方法だ。

択日択時については通書を使う。特に十二建除は重視する。十二建除では除定危開は確実に吉であるけれども、董公択日においては節月毎に除定危開の他にも使える十二建除のあることが説かれている。通書は吉は赤、凶は黒で印刷されているので判りやすい。

風水を習った陳俊龍先生から『蔡進歩堂蔡伯勵編纂』の通書を薦められたので使っている。永經堂と廣經堂から出版されている。廣經堂の通書である『通勝』は、予約制ではあるけど日本でも中華街花地さんで入手することができる*1

もっとも「知らない者には罪はない」と陳俊龍先生から教わったので、通常は方位も日取りも気にしたことがない。

*1:今年の分は完売