港日友好占い師大宴会

7月4日の土曜に香港から李老師を迎えて、港日友好占い師大宴会が開かれた。大石眞行さんも同席していて、大石さんの突っ込みに李老師がそれ以上の情報で返すという流れで、ものすごく盛り上がった*1。李老師によると、香港では日本の占い事情にかなり興味が持たれているということで、今後も交流を深めて行きたいとのことだった。

それで日本独自の占術ということで、少し九星の説明をしようとしたのだが、香港には『移動の方位の吉凶』という概念がないようで、日本では日時を決めて吉の方位を取ることが行われているのだというと、「択日択時なら通書があるよ」と返ってきて、これは移動の方位の説明はかなり困難に感じた。

そういう点では、方位の5つの概念を解説した、私の『一般方位論』もまだまだ出番があるよう思う。李老師は奇門遁甲もやられているので、日本では奇門遁甲が移動の方位の算出に使われているなんて想像すらできないだろう。やはり奇門遁甲の主な使い方は入門遁や出門遁の遁法だ。ということで、気学・九星に対抗するために作られた日本用の奇門遁甲はイビツだと思うし、入門遁や出門遁を『術遁甲』と称するのは止めて欲しいよね。

それと日本にはかって六壬神課が主要な占術であった時期があり、現代とはいささか風格が異なっているというのも香港では面白く感じて頂けるかもしれないと思った。

*1:同席されていた李老師の奥様は占いとは係わられていないということだったので、ちょっと御気の毒ではあった。