伏吟課というもの
伏吟課には、あまり明文化されていない裏の規則とでも言うべき決まりがある*1。それはこの日記でも時々触れている、三伝が全て異なるように作成する、という決まりだ。
例えば丁卯、己卯、辛卯日の伏吟課では、
- 賊剋がない。
- 陰日である。
の2点から初伝が第三課となる卯になる。中伝は卯が刑する子になるが、末伝は子が刑する卯ではなくて、子の冲である午をもって末伝とするのが一般的だ。つまり三伝全てが異なるように作っているということだ。伏吟課の場合、一度事が起こってしまったら決して元に戻ることがない、ということなのだろう。
ついでに言うと、子が初伝になって子−卯−酉となるような伏吟課は存在しない。何故かというと、子に寄宮する日干が存在しないからだ。
*1:どこぞの家伝には違う決まりがあるかもしれないが。