納甲と納音

以前から断易で使う納甲の干支は注意深く決められているのではないかと考えていたのだけどやっぱりそうだった。火珠林の納甲の干支とその納音を表にしたものを以下にしめす。

  納甲 納音
八卦
甲子 甲寅 甲辰 壬午 壬申 壬戌
乙未 乙巳 乙卯 癸丑 癸亥 癸酉
丙辰 丙午 丙申 丙戌 丙子 丙寅
丁巳 丁卯 丁丑 丁亥 丁酉 丁未
戊寅 戊辰 戊午 戊申 戊戌 戊子
己卯 己丑 己亥 己酉 己未 己巳
庚子 庚寅 庚辰 庚午 庚申 庚戌
辛丑 辛亥 辛酉 辛未 辛巳 辛卯

初爻、四爻はほとんどの八卦で納音が土になるように干支が定められている。この点で全陽全陰の乾坤は特殊で初爻が金、四爻が木になっている。納甲 - Wikipediaなんかでは、先に爻と干とが対応付けられて納甲の名前が生まれたとしているが、納音を見ると最初から爻と干支が対応付けられていたのではないかという気がする。

ただ納音からでは火珠林で乾卦が別扱いされているのかはわからない。納音の規則から甲子と甲午はどちらも納音が金になるからだ。