ついカッとなってやってしまった

けど後悔はしていない。Wikipedia紫微斗数の項目が編集されたみたいだったので見に行ったら、関連項目に『封神演義』が追加されていた。紫微斗数全て*1の源流である『紫微斗数全書』には、『封神演義』との関連する記述は一切ない。こんなことはFFORTUNEで椎羅さんがROM専やめて発言を始めた頃から当たり前の話だと思っていたけど、どうやら世間はそうではなかったらしい。ついカッとなって編集しなおしてしまった。

そういえば、椎羅さんの『紫微斗数入門』をパクった本の後書かどっかにもその話が砕けた調子で書いてあったけど、椎羅さんが大阪でやった勉強会の資料の方が10年早いってもんだ。10年くらい前に椎羅さんがやってた勉強会の資料に『封神演義紫微斗数』という表題のものがあって、以下のようにスパっと書いてある。

(当然のことながら、紫微斗数全書には封神演義のホの字も出てきません。)

実際の資料では年代考証も含めて、紫微斗数封神演義には本来は関係がなさそうだという事が丁寧に論証されている。

その上で椎羅さんは、

まあ、歴史学的な厳密さはさておき、少なくとも紫微斗数の主要な星曜のイメージをつかむために、封神演義という物語を利用すれば便利なところはあります。ここではあまり杓子定規にならず、使えるものは何でも使えの精神で、封神演義のキャラクターイメージを参考にしながら、紫微斗数主星のイメージづくりを行っていくことにいたしましょう。

と、封神演義を援用する形で紫微斗数の主だった星の解説を行っている。そういうコンセプトの基に出来上がっているのが『紫微斗数入門』なわけだ。

ところで、例の中島多加仁著のパクリ本の310ページには以下の記述がある。

封神演義紫微斗数はいっさい関係ない、まったくのでっち上げだ!」という立場の専門家もたくさんいらっしゃいます。本流の紫微斗数の文献には、いっさい封神演義との関係性には触れていませんからね。

ですが、あえて『封神演義』という伝説とからめながら、紫微斗数をより魅力的に演出してみました。

なんか執筆にあたってのコンセプトまで似ている気がする*2のは、私の僻目なんだろうかね?ふじやん、どう思う?

*1:十八飛星策天紫微斗数は除く。

*2:あくまで気がする、という話だ。