四柱推命の月律分野蔵干が、十干を1年365.2422日の中で時間として均等になるように配当されているように、中国占術の系統では時間分割が基本となっている。一方、西洋占星術は明らかに、天体その他の感受点の空間的な位置を基本としている。
以前、GMPI(Global Moon Phase Index)を使って、紫微斗数の暦の問題から逃れることを模索して見事に砕け散った。しかし考えてみればGMPIは太陽と月の空間的な配置から作成した指標である。一方、紫微斗数は占星術から生まれたものであっても、完全に暦化しており時間をベースにした占術となっている。つまりGMPIを紫微斗数に導入するということは、木に竹を接ぐのに近い所業だったわけだ。
そこで朔からの経過時間そのものを新たな指標にしてみることを考えてみる。
対象 | 出生時刻 | 朔 | 経過時間 |
皇后陛下 | 1934/10/20 08:00 | 1934/10/09 00:05 | 11.33日 |
北斗柄 | 1957/03/22 04:45 | 1957/03/02 01:12 | 20.14日 |
皇后陛下の場合、朔から数えて12日目だし、私の場合も21目になる。この時間的な指標を使うことで、両者とも太陰太陽暦の地域性から逃れつつ適合性の高い命盤が得られることになる。TFNM(Time From New Moon)とでも呼ぶことにしようか。(計算間違いを修正した。17日追記)