最近、マインスイーパーをよくやる。自分の感覚が安定しているかそうでないかの指標になると考えているのもよくやる理由の一つだ。マインスイーパーでは二者択一の状況が残ってしまうことが多い。昔は自分の直観力とかを考えていなかったのでテキトーに選んでいたわけだけど、最近は心を落ち着かせて残ったマス目を見ると、どちらかが少し浮いた感じに見えるようになった。
ただし浮いた方が地雷のないところかというとそうではなくて、浮いた方が安全→不安定→浮いた方が地雷→不安定→浮いた方が安全、といった循環をしている。これは乱数の性質としてはもっともなことで、例えば0と1をランダムに発生させれば、0の塊り、1の塊り、0と1が交互にあらわれる塊り、の3つができるに決まっている。
こういった場合に乱数の出方と現実の事象との間に相関があると感じるところから卜占術の幾つかが生まれている*1。易はその代表的なものだ。多分、今の私の状況では、不安定の領域まで入れてデータを取れば統計的に有意な差はないと思うが、どちらか安定した塊りになった場合は面白いように安全な方を踏むことができる*2。私にとっては、自分の直観力が安定なのか不安定なのかということと相関があるということになる、ないしそう判断しているわけだ。
ここで「学」の立場からは、「こういう再現性に乏しいデータからは何かの理論を導くことはできないから、何か別のデータが出てくるまでは論じない。」ということになるだろうし、「術」の立場からは「何らかのトレーニングで自分の感覚の方を乱数に合わせて行くことができるのではないか?」という発想が出てくるだろう。当然、私は後者の立場だが、今のところ繰り返しやる以外の方法は思いつかない。