遁甲挨星の基本

2chの内藤公スレだったか、奇門遁甲の勉強を始めたいスレに出ていた以上、もう公表されたに等しいので、遁甲挨星の考え方をまとめておこう。

おそらくは元空大卦法と気学挨星がベースになっていると推測できるので、まず気学挨星の話から入ることにする。今時刻を6月25日16時とすると、壬申刻で四緑となる。このとき紫白星は図1のような配置となる。時支の申は坤宮と対応しているので、坤宮の一白を中宮においた紫白星の盤を元の盤に重ねると図2となる。次に紫白星をその定位に基づいて小成八卦に変換すると大成卦が得られる。これが挨星卦である。五黄をどうするかは昨日も言ったように「秘伝元空占術」に書いてあるから熟読すること。

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噬火
盍雷

遯山

困水

剥地
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大雷
壮天
中風
孚沢
同天
人火

謙山
図1 ■■■ 図2 ■■■ 図3
図4

遁甲挨星では図2における天盤紫白星の配布順を奇門遁甲の地盤によって決定するというところが気学挨星と異なっている部分である。例としてあげている時刻は陰三局なので、地盤の配置は図4のようになる。時刻の干支である壬申は甲子旬なので旬首六儀の戊、時干の壬とも中宮に入っていないので通常の配布法となる。この通常の配布法が内藤文穏公と高島青龍公では異なっており、高島公のやりかたでは陽遁時は逆に飛泊させることになっている。例は陰遁なので結果として御両所の方式とも得られる挨星卦は図3と同じになる。