2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

白と金

黄道十二宮 今のところ黄道十二宮において宮*1と宮の指標であった星座*2の違いを明確にするために、個人的には黄道十二宮を『白羊宮』とか『金牛宮』といった宮で終わる古めかしい呼び方をするようにしている。この名称は明らかにギリシャ神話の影響を受けて…

太白陰経遁甲巻注解

note で公開 ずいぶん前に書いた『太白陰経遁甲巻注解』を note で公開した。太白陰経は唐の時代に書かれたもので、宋代に書かれた『煙波釣叟賦』よりも古く、また詩賦の形式で書かれた『煙波釣叟賦』と違い散文で書かれているので、内容が具体的で解釈の余…

牛頭天王と陰陽師

四国の牛頭天王信仰 四国の香川県から愛媛県東予部にかけては牛頭天王信仰の痕跡が色々と残っている。祖父が御守りしていたのも天王社と龍泉寺という小さな御堂のセットだった。この天王社は旧周桑郡丹原町田野に鎮座していて*1東予部なのは間違いない。本論…

乾卦納甲の特殊性

ダイアトニック・スケールと十二支 上の図の右側のように、ダイアトニック・スケールではミとファの間が半音上昇になる。この場合、ピタゴラス音階の12音と十二支を対応付けた時に午の音は巳から半音上昇なので黒鍵になる。つまり午に対応する音はダイアトニ…