2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

興味があれば是非(売れました)

古書販売の御知らせ この前、徳島の御師匠の所に行った時に「書棚の整理をしないといけないので、これの買い手を探して欲しい」と言われた。 この藤田善三郎先生の『卜筮正宗』、『増刪卜易』、『易冒』、『五行易師弟問答』の4冊はその場で自分で買った。15…

核兵器は使われるのだろうか

プーチンと核 ロシアのウクライナ侵攻が当初の目的を遂行できそうもない状況になっている。ここでプーチンが核兵器の使用に踏み切るのではないかという話が出ている*1。一昨日寝そびれて風呂に入っている時に「ひょっとしてバイデンはプーチンが核兵器を使用…

玄天上帝、妙見菩薩、鎮宅霊符神

二十八宿 中国の二十八宿は7つの宿をまとめて四神と対応付けられている。東方七宿青龍、南方七宿朱雀、西方七宿白虎、北方七宿玄武だ。 道教の神である玄天上帝(真武大帝)は、剣である北斗七星を振るう北辰を神格化した神だ。北辰なので北方玄武と関りがあ…

北斗七星

図案化された北斗七星 北斗七星の実際の星の連なりは右図の1みたいな感じだけれども様々に図案化されている。7つの星を平面内に最密重点すると中央の星を正六角形に取り囲む形になるだろう。それを繋ぐパターンは今の所、2パターンが確認されている。2Aと2B…

式盤とは(補)

式盤について補足 呪物としての式盤を完成させるためには開眼が必要になる。道教式開光点眼の作法は醮(じょう)とよばれている。式盤の醮では供物に脯、多分ジャーキーのようなものが入っている*1。なので式盤の醮で降ろす神は三清様*2といった最高神ではない…

式盤とは

六壬式盤の使い方 式占式盤 - 北斗柄の占いについて思うこと使い道はさておき(おくな!)、こういうブツって眺めていて飽きない。2022/04/09 09:30b.hatena.ne.jp id:Nean さんから「使い道はさておき」といわれたので、六壬式盤を例に使い方を説明してみる…

式占式盤

六壬神課と太乙九宮術 世に三式と総称される式占術がある。六壬式(六壬神課)、遁甲式(奇門遁甲)、太乙式(太乙神数)の3つだ。 式占術には式盤がある。六壬式の式盤は割と好く知られている*1。遁甲式の式盤には、天干-地干、八門、天蓬九星、八神と多く…

八陣の庭

岸和田城 “だんじり”で有名な岸和田*1だけれども、再建された岸和田城を含む千亀利公園は桜の名所だ。そして作庭家重森三玲によって作られた枯山水の庭園、岸和田城庭園がある。これは中央に大将、その周囲に虎、風、天、地、雲、竜、鳥、蛇の各陣に見立てた…

南都陰陽師

奈良市陰陽町 暦道の家であった賀茂の末流に幸徳井家がある。末流とは言っても本家が絶えた後、江戸時代に陰陽頭を二代にわたって輩出したことがある。その幸徳井家とその配下で南都陰陽師とよばれた集団が拠点としていたのが、今の奈良市陰陽町一帯だ。 南…