2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

金剛邪禅法

妖術 北宋、仁宗の時代に貝州*1で王則が反乱を起こし、宣撫使の文彦博が指揮する官軍によって鎮圧される。この時、王則の側に複数の妖術使いがいたとされていて、王則の反乱とその鎮圧に題材を取った講談は『平妖伝』と呼ばれている*2。『平妖伝*3』では、妖…

月律分野蔵干とdecan

月律分野蔵干 午月の中気が己であることを確認して、自分の長年の間違いを正すことができたわけだ。四柱推命で使用される月律分野は孟仲季で長さに変化があるのだが、余気、中気、正気の3つから構成されている。余気の蔵干は前月の五行を引き継いでおり、正…

術数と科学

かっては混沌としていた 中国では『術数』の名のもとに様々なものが統合され、相互に作用しあっていた。例えば、天文と地理、暦法、算術、蓍龜*1、五行、音楽といったものだ。『数と易の中国思想史』ではこれについて様々な例をあげながら丁寧な解説がなされ…

45年くらい見続けた幻

泰山の月律分野蔵干 この45年くらい「阿部泰山の月律分野蔵干で午の蔵干には己が無く丙と丁だけ」と確信していて、他人にもそう言っていた。しかも「ちゃんと読んでいないけど淵海子平はそうなってるんじゃないの?」というオマケ付きで。そうしたら、ちゃん…

9月くらいまでは実家メインです

母の骨折に関係して 4月末に母が転倒して右上腕骨を骨折しました。整形外科での見立てでは、そんなに酷い骨折ではないそうです。ただ骨がくっつくのに1ヶ月半~2ヶ月はかかるだろうとのことでした。そして骨がくっついてからリハビリということになります。…

やっぱ私って殆(あやう)いよね

『五術』という用語 私が中学だったか高校の頃に文研出版から『五術占い全書』が出て、占術を命・卜・相*1に分類して体系化することが一般的なった。実際、便利で私もよく使う。ただ、この用語や体系化はそんなに古くはなくて近現代のものなんじゃないかと思…

インドにはティティがあったじゃないか

宿曜についての続き 前のエントリは、 ただそれでも、 十五夜が望とは限らない以上、傍通暦の起点は十五日ではなく望の瞬間を含む日ではないか? 閏月の処理はどうするべきなのか? という疑問は残る。現代のインド占星術では、この辺りはどう考えているのだ…

やはり傍通暦なのか

宿曜については色々思うことがある 毎日の月が位置する宿の算出方法は、通常は『傍通暦』を使うと思う。この『傍通暦』は以下の仮定に基づいている。 月は毎日一つの宿を移動する。 太陰太陽暦の十五日は満月で、月は太陽と衝である。 結果、太陽が位置する…

桃花

桃花運を上げる呪法 人間誰しもモテないよりはモテたいと思うものだと思う*1。以前、圓寂坊の御師さんが桃花運を上げる呪法をブログにあげていたのを思い出した。実際に桃の花を使って桃花運を上げるという、ちょっとロマンチックな方法だ。圓寂坊の御師さん…

龜卜についてダラダラと

大嘗祭絡みで 新帝即位にともなって大嘗祭が執り行われるわけだが、大嘗祭の神人供食で用いられる米の産地は亀卜で決められるのだそうだ*1。NHKの『大嘗祭に使う米を選ぶ占い「亀卜」 道具の映像を公開』という記事で、亀卜で使用される亀の甲羅など道具の写…

それは天保暦の置閏法

天保暦と時憲暦 日本でも中国でも二十四節季を恒気法から定気法に変更*1した時、同じ問題に直面することになった。つまり1朔望月の中に2つの中気が入ってくるとか、中気を含まない朔望月が2ヶ月出現したりするとかだ。日本の天保暦では閏月は季節とのズレの…

まだ先はみえませんが

ネットにはつながってます 連休中なこともあって母の容体について主治医から話を聞くことができていません。なので先のことが不明な感じです。母については肩*1の骨折ということで入院先で面倒を見てもらうしかないですが、昨日見舞いにいった時の感じでは大…

緊急の御知らせ

実家の母が入院しました 実家の母が肩を骨折して入院しました。明日の3日から当分の間実家で過ごすことになると思います。 申し訳ありませんが、本日のワルプルギス・ナイトを除く全ての予定をキャンセルさせて頂きました。多方面に不義理をすることになりま…