2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

皇極經経世書と東日本大震災

先日あげた『東日本大震災と占い師』のエントリで、以下のように述べた。 今ある占いのシステムのほとんどが長くて10年を1単位としているわけで、1000年に1度の事象を占うのには適していないわけだ。 梅花心易や鉄板神数で有名な、邵雍*1は、皇極經世書で、…

東日本大震災と占い師

東日本大震災の後に「あれが大震災の予兆であったのに、読みとれなかった。」とか「あんな大事件を当てられない占いに意味なんてあるのか?」と悩む占い師を何人か見た。しかし霊感で直接ヴィジョンが頭に降りてくるのならともかく、今ある占いのシステムの…

徳と刑

上記論文では、墨家、道家、法家において、徳と刑がセットで語られていることが多いとされている。それが最も顕著なのが法家の韓非子で、「二柄」において徳と刑どちらも王が握っていなければならないことが強く説かれている。おそらく方術においても徳と刑…

天譴の構造

先日、国会図書館に行ったときに読んだ元勇準博士の論文が実はもう1篇ある。 上博楚簡「柬大王泊旱」について:「人文科学」2007年3月12号、pp.157-170 この論文は、上博楚簡にある「柬大王泊旱」の記事が、どの系統に属しているのかを追及したものだ。「柬…

国会図書館行ってきた

やっと『三才發秘』に目を通すことができた。高校の頃、松山の古書店で見かけて読んだ方が好いかな、と思い続けて30年以上立ってしまった。もっと早くに読んでおくべきだったと思う。ついでに元勇準博士の周易研究の論文を検索して読んできた。元勇準博士は…

我ながらホント阿呆なことやってるな

以前、移動の方位は大圏航路ではなく等角航路になるという話を方位計算の搦手のエントリで説明した。等角航路になるというところまでは良かったのだけれど、それ以降の話が滅茶苦茶だったことに気が付いた。昔、小学校だったか中学校の頃にみた地図帳の付録…

四柱推命の占い方

まあこれに関しては異論・反論はいくらでもあると思うけど、私が講義で指導するならこういう事を言う、ということをリストアップしてみた。 干合、支冲、支合はまずみなさい。 干合はややこしい。 五行の強弱の計算方法は目安でしかない。 特に身強身弱、従…

我ながら阿呆なことやってるな

以前挙げたダイレクションによる四柱推命の大運計算のエントリで、 しかし元々の立運の時間の計算は、陰男陽女では出生時刻から次の正節までの時間を3で割って出すのだから、陰男陽女ではダイレクションの計算は太陽を前進させて計算しないといけないわけだ…